ぐ . るぶる ver.20

ナツ もしくはnatsuまたは夏 が書いてます。残す場所。

またはまぞうちゃん貼りまくる



最近読んだ本


川上弘美「古道具 中野商店」

古道具 中野商店

古道具 中野商店

恋愛話としてもふつうにおもしろかった本。
タイトルどおりの古道具屋さんとそこで働く主人公たちの
なんだかあたたかくてかわいらしい話。
恋ってこんなふうに小さいところから始まるもんなんだよなぁ〜。と思っちゃうような。
川上さんというより江國さんぽい。特に最後の展開とか、そんなイメージ。


角田光代「あしたはドロミテを歩こう」

角田さん、こんなこともしちゃってたんだ!
と思わされる、NHKのドキュメンタリー番組がらみの山登り企画本。
コレ読んでも、私もイタリアに行きたい〜とか山登りしてみたい〜とは思わないだろうな。
かなり過酷そうな内容の初心者角田さんの山登りドキュメンタリー。
でも、人と人との(特に師匠との)話にちょっとうらやましくなる。
世の中、いろいろな生き方の人がいるんだなぁって思ったりもする、そんな本。
グラッパ飲みたい。


長嶋有「猛スピードで母は」

猛スピードで母は

猛スピードで母は

長嶋さんの本って失礼ながら、いつもちょこっと読むのにちょうどいい本。
これデビュー作。これで単行本全部読んだのかなぁ。
いままでのひっくるめてもこの表題作がいちばん好きかも。



借りた。
柴崎友香「フルタイム ライフ」
伊坂幸太郎「砂漠」
姫野カオルコ「ハルカエイティ」
日曜日に図書館に行くと、新刊に出会える確率が高いような気が。

ドラマはちょこちょこいろいろ目にしてるけど
時間の都合で続けてみてるのないかも



*プロフェッショナル、仕事の流儀」ってほとんど情熱大陸ですよね。
取り上げる人はいいのだけど、挿入曲がちょっとうるさい感じがしませんか。盛り上げる場面の。
あと、ナレーションもなんとなくしっくりこない。


今日はデザイナー兼アートディレクターの佐藤可士和さん。
世の中情報が多すぎて、みんな見ているようで見ていない、という広告たちのこと。
デザインは物の本質にある。
デザインっていうのは飾るものではなく、削ぎ落として最後に残るもの。
売れるモノというのは磨かれたコンセプトの元にあるもの。


仕事上で師匠に出会えたのもいいめぐり合わせだったんだろうなぁって思ったけど。

ところで...
「カッコつけすぎでカッコ悪い」と言われたことにガーンとなった。
という昔の話をしてましたけど、
まさにこの番組の挿入曲がそんな感じ...。盛り上げようとしすぎてないですかね?(わーまた辛口)
音楽だけがムダに前にでてるような感じが毎回するんだけど。


それから...
Kokuaの主題歌は全然悪くないと思うけど、「あと一歩だけ前へ進もう」っていうフレーズは
この番組に合ってないような気もするんだな。
なんかこうもっと若い人向けの番組の歌っぽいイメージ。


*「課外授業ようこそ先生」
先週のコピーライターの仲畑貴志さんのがよかった!
ある分野からのお客さん先生という感じではなくて
学校の先生として通用する人だと思った。
ひとりひとりにちゃんと向き合って相談しながら
子供たち自身の「自分の心の言葉」「自分からのメッセージ」
を探していく感じがすごく丁寧で、教師、って感じがした。
初期のころはよく見かけたけど、
先生が帰りぎわに涙を見せる授業って、ひさしぶりじゃないのかなぁ?
それだけ真剣に向き合ってるのがすごく伝わってきたよ。
しかし、仲畑さんも自分で「もうおじいちゃん」って言っちゃう歳なんだなぁ...また60くらいなのに!