ぐ . るぶる ver.20

ナツ もしくはnatsuまたは夏 が書いてます。残す場所。

6月29日(月)


●6時17分
 
湿り気のある あさの道を
たんたんと歩いていく

森のような川の道

雲の上と交信する
なめくじを引き連れて

ほどけていく みたいだ
  
訳)雨上がりの朝の散歩
  とにかく歩くのだ 気の向くまま歩くのだ。
  近くの川縁の道はうっそうと新緑が茂っている。まるで森の中みたいである。
  朝の散歩のときは、雲の上にいるあの人に、決まって話しかける。

  内緒にしてたわ。気づいてなかったよね。って、
  あのときのこと、思い出して。ごめんね、って。そう今日は唱えた。
  時折、この町のことを解説してあげたりもする。

  大きくて綺麗なめくじが、川べりをのそのそと歩いている。声をかけた。
  なめくじと思っていたが、立派なうずまきがついていたから、カタツムリであったことに、後で気づいた。

  歩きながら、自分がほどけているのを感じている。自由なじぶんになっている途中のような不思議な感覚がある。


●15時... メールが届いていた。

●16時... 弥エ門で、詩人に感想をしたためた。酸っぱいコーヒー。好みだ。
    なんどもなんども青い詩集を読み返した。蛍光ピンクの付箋を携えて。

●16時50分...店をでた
 
 言葉が浮かんでしかたない
 interestingだ。
 「興味深い」


●17時03分

 言葉が浮かんでしょうがない。
 
 あるくあるくあるく

 すわる 書き留める

 あるく
 あるく
 あるく
 
 すわる。

 繰り返す
 
●17時07分... なつかしい公園を見つけてすいこまれた。綿毛のタンポポと、なつかしいあの木。

 「世界がきらきらして みえた」

●夜... 私にも詩なんてものが書けるんだ、って思った。 
    落ちてくる言葉をなぐり書いておきたくて、はてなを再開することにした。 
   こんなに急に、こんな気持ちになるなんて、思ってもみなかった。あの人のおかげ。
   往復書簡はどうだろうか?