●6時17分
湿り気のある あさの道を
たんたんと歩いていく
森のような川の道
雲の上と交信する
なめくじを引き連れて
ほどけていく みたいだ
訳)雨上がりの朝の散歩
とにかく歩くのだ 気の向くまま歩くのだ。
近くの川縁の道はうっそうと新緑が茂っている。まるで森の中みたいである。
朝の散歩のときは、雲の上にいるあの人に、決まって話しかける。
内緒にしてたわ。気づいてなかったよね。って、
あのときのこと、思い出して。ごめんね、って。そう今日は唱えた。
時折、この町のことを解説してあげたりもする。
大きくて綺麗なめくじが、川べりをのそのそと歩いている。声をかけた。
なめくじと思っていたが、立派なうずまきがついていたから、カタツムリであったことに、後で気づいた。
歩きながら、自分がほどけているのを感じている。自由なじぶんになっている途中のような不思議な感覚がある。
●15時... メールが届いていた。
●16時... 弥エ門で、詩人に感想をしたためた。酸っぱいコーヒー。好みだ。
なんどもなんども青い詩集を読み返した。蛍光ピンクの付箋を携えて。
●16時50分...店をでた
言葉が浮かんでしかたない
interestingだ。
「興味深い」
●17時03分
言葉が浮かんでしょうがない。
あるくあるくあるく
すわる 書き留める
あるく
あるく
あるく
すわる。
繰り返す
●17時07分... なつかしい公園を見つけてすいこまれた。綿毛のタンポポと、なつかしいあの木。
「世界がきらきらして みえた」
●夜... 私にも詩なんてものが書けるんだ、って思った。
落ちてくる言葉をなぐり書いておきたくて、はてなを再開することにした。
こんなに急に、こんな気持ちになるなんて、思ってもみなかった。あの人のおかげ。
往復書簡はどうだろうか?