ぐ . るぶる ver.20

ナツ もしくはnatsuまたは夏 が書いてます。残す場所。

直島〜倉敷 1日目

今回直島行きを決めたのは、相方の海外ひとり旅を阻止しようと思ったのと
わたしのながい休み=旅のオフシーズン、なのか、ベネッセハウスに空きがあったから。
3人でいきあたりばったり空の旅でもするかねー?と話していた、M子さんには申し訳なかったけど。


で、直島に行ったら、絶対四国に渡って、丸亀のMIMOKAに行く!と思っていたのに
なんてことか、その週に限って休館ですよ。
いろいろ考えたり、教えを請うたりした結果、倉敷を選択。
この選択、間違えてなかったなぁ〜大正解。と今は思っているのだけど。
でも、次回、がもしあるならば、やっぱり四国に行きたい。
だれか行かないかなぁー。そしたらわたし直島ガイドでついていくから(でも宿は安いとこ限定で)丸亀につきあってもらいたいもんです。


◆1日目◆
新潟→大阪(夜行バス)到着は朝7時ごろ
大阪→岡山(神戸線山陽本線普通列車。約2時間半)←普通のひとはここで新幹線なんでしょうが・・・いつもの節約旅
岡山→宇野(マリンライナーだったかで30分程。乗り換えあり)
宇野駅でると港がすぐそこ。四国方面の船乗り場がたくさん。
宇野港→直島・宮ノ浦港(約20分)たった280円で瀬戸内海横断。風が強い日だったーー
船のなか、おばちゃまの団体さんはいるものの(韓国人ぽい)、人はまばら。平日だし、オフシーズンなんだろうなーと。


・赤いかぼちゃが見えてきた〜。ようこそ直島。
・宮ノ浦港に到着したのは12時半。こぎれいな白×ガラスの案内所(SANAA設計)でマップやらチラシやら情報収集。
 港のひと・案内所のひと・チケット売りのおばちゃん、いたって普通に仕事中。
 別にウエルカムー&笑顔&親切、って感じでもないのが可笑しい。
 なおしまマップはすごく役に立つ!ので必須です。島内のお店がほぼ載ってます(そのくらい小さい島なのだ)
・まずはお昼
 荷物もったままてくてく歩く。道には外観ひなびた感じの商店とかスナックとかたこ焼き屋さんとか・・・
 宮ノ浦は民宿多い。次の日の宿泊先もここで目にして安心。
 坂道てくてくてくてくて
・直島の有名店、COOPの脇の「山本うどん」
 お店のおすすめの肉うどんとぶっかけうどんをオーダー。肉うどんの肉が甘辛。想像してたのと違ってそれが驚き
・となりのパン屋は「後藤パン」タカキベーカリーの名前もでてるけど、ごとうパン。夜食の準備(重要!)をしておく。
 このお店なんか好き。
・ピンポンギャラリーを発見。入っとく。森茉莉(←これじゃあ小説書きですね)森万里子作品。3D映像作品。お客さんいなくて貸切り状態。
 受付おねえさんかわいかったな。
・下り坂てくてくてくて。港に戻る。ここでベネッセバス待ち。えへへ。
・お迎えバス。起伏のある道を通って、そのままベネッセハウスへ。安藤忠雄設計。わたしの宿泊はパーク棟
 到着。外人団体さんがバス待ち中。チェックイン時間前だけど普通に部屋へ。
・木のかおり〜。白木のおへや。壁にアート作品。BOSEのCDラジオ。完全禁煙。テレビなし(非現実の空間を・・・の配慮から。貸出しあるけど有料)
 部屋から、野外作品やら海やら山やら島やら一望。リゾートな感じ。
・しかしまず、シャワー&着替え。なぜかってそれは「文化大混浴」予約済みだから
 水着のうえに服を着こんで、めざすはミュージアム棟。集合3時半だし。
・でも、結構あるく。坂道山道。下は海〜。途中に作品がちらほらしてる。
・着いた!とおもったら簡単には入り口がわからないしくみ(笑)さすが安藤忠雄さん!
・案内のひと+アメリカの韓国籍夫婦と一緒にちょっと歩いて野外風呂。
 これも作品!ただしくは蔡国強さんの「文化大混浴 直島のためのプロジェクト」という名前
 不思議な石彫に囲まれた庭。限定日に限定6人のみ(それもベネッセハウス宿泊者)入れるジェットバスが真ん中に。風水仕様。気のパワー。
 途中でもう一組外人夫婦。オランダ人合流。
 まさしく文化の大混浴。すごいカタコト加減で会話。わかってるはずの単語が出てこないのがもどかしい。
・風呂につかってるあいだに蚊に刺される!それも顔!!モスキートモスキート!ってことでかゆいのでお先に退散・・・。
ミュージアムにもどる。17時。館長自らギャラリートーク。30人くらいぞろぞろと。
・と思ったけど、早々にギャラリーツアーから離脱するあたし。自分のペースで見たくなる。
・気になったのは、安田侃の「天秘」川俣正「工事中」。大竹伸朗作品の奥を入るとブルースナウマン「100回見て死ね」
 須田悦弘作品、やっぱりこっそりいる「雑草」・・・・などなど
・すでにすっかり疲れてます。が、オーバル棟を覗きにゆく(宿泊者限定)
 すごい専用モノレール!降りてくるのにまず5分は待つ。上がるのもガタガタゆっくりゆっくり。外は真っ暗。
オーバルの池!天井なし。闇夜とライトが水面に映る。夜もまたよしか。
 脇のオーバルバー、作品もいくつか。入るとお酒の匂いプンプン。外国人さんの宴のあと。と謝られる(笑)
・ようやくミュージアム脱出。見逃してるものもあるとは思うけど、完全に疲れた。腹ぺこぺこ。
 町営バス100円で目指すは積浦。
お好み焼き屋「海っ子」みつけた。看板暗い。でも、ちょうちん点いている。
 店の前で靴を脱ぐシステム。入り口開けると、おじさんが「あ・・・。今日、休みなんですよ〜」
 って、えーーーーー!
 偶然、あしたの仕込み中だったお父さん。
 「でも、帰れっていうわけにいかんしなぁ・・・。」
 そうなんす。近くに他に食べるところはないのです。
 ってことで、あるものでよければって、つくってもらっちゃいました。お父さんありがとう(涙)
お好み焼きにカレー焼きそばに。なんだかんだと迷惑ついでに3種類。食べ過ぎた。
 ネギ焼き超うまーーい。生地が薄めの大阪風。ほんとうにありがとうございました。
・通りにあった、小さな商店。マップに書いてあった20時閉店。ここを逃したらほかにお店はありません。
 お菓子とか夜食のカップめんとか食料補充。
・お店を出て地図を確認していると、白い車のおじさん。「どこまでいくの?大丈夫?」と声かけられた。
 たぶん、迷った旅行者と思ったのかと。乗っけてくれようとしてたのかも。
 大丈夫でーす、とにっこり。てくてくあるく。広い道にでたものの、あたりは真っ暗。電灯もない山道。
 島のなかは、距離としてはたいしたことなく見えても、起伏がある道なのでなかなか疲れる。
・15分くらいで、つつじ荘のあたり。かぼちゃの海岸を散歩しつつ、ベネッセハウスへ戻る。
・パーク棟の中をまた散策しつつ部屋へ。完全にくたくた!ラジオやCD(借りられる)を聴きつつおやすみ。
 


●1日目のわたしのツボ
・ごとうパン屋の風船みたいに膨らんだパンの袋
・文化大混浴!ハウスに泊まったならぜひ。
オーバル棟のゴトゴトモノレール&池
・海っ子のネギ焼き
ミュージアムの作品「工事中」(川俣正×北川フラム)
 須田さんの「雑草」←ちゃんと気づいたよ。


1日目の写真は前回(その1)参照で。
基本、ベネッセアートサイトは美術館なのでほぼ撮影できないものばかり、なわけです。決められた野外作品は撮影可でした。