◆2日目◆
・朝の4時くらいから、相方がバタバタしている音。仕方なく5時過ぎには起きる。あー小雨っぽい
よく見てなかったパーク棟の探検。裏側とおってミュージアムショップ。
おみやげをちょこっと買う。あと並んだ図録に心奪われる。がまだ旅の始まり。重くなるのでがまん。
ビーチ棟も探検。昨日一緒のオランダ人ご夫婦に出くわす。グッモーニン。
ビーチのテラスレストランでは朝食をとる人々ずらり(要予約・予約しませんでしたー)と外から見える。
海岸あたり、黄色いかぼちゃ。ニキの動物たち。
・荷物の整理。9時頃ベネッセハウスをチェックアウト。ベネッセバスで地中美術館へ。
シーズンオフ気味の平日で、お客様はそれほど多くなさそうなものの、
韓国人のおばちゃま団体にちょこちょこでくわす。
・チケットセンターで、荷物はできるだけ預けて、の説明。カメラも持ち込み禁止。
「美術館もそこからみえる風景も作品」との話。
・美術館まで「地中の庭」睡蓮の池があったり、モネ色の花畑の続く道。
(あとから、ここは撮影OKときく。でもカメラ持たないし。戻ってからパチリ)
・地中美術館すばらしかった。
安藤忠雄の建築にウォルター・デ・マリア、ジェームス・タレル、モネ、の3人の作品のみしかないものの
それだけで十分。雨。静寂。心がしんとする。
・遅い朝食は地中カフェで。
クロックムッシュ(小さいけど熱々で美味しかった!)とオレンジジュース。
オレンジは瀬戸内海の味がした(温州みかんか?)
地中カフェから外に出れる。すごい風景。
わかりづらい小さな階段をおりると、まさに絶景。地中美術館のいちばんのみどころはここなのかもしれない。
・作品では、なんといっても私はタレル! ほんとに光の魔術師
すごいーーー。このひとの頭の中!ちょっとおちょくられているような感覚もありつつ。
ある仕掛けがしてある部屋。案内係さんに案内されて中を見る。定員8人くらい、順番待ちのシステム。
あまりに感激して、出たあともう一度列に並んで2回見た。
観覧2回目にとった相方の行動を見て、隣の人がわわわっ、って面食らっていたのを傍からみて笑ってしまった私。
だって、その気持ち、わかる!
・またもぐったりな私たち。相方の靴が壊れる事件発生。ラバーの靴底がはげてきた。雨も降ってきたのに・・・
ベネッセバスで、宮ノ浦へ。今日も元気な赤かぼちゃ
・宮ノ浦から、あるいて次の宿へ。セブンビーチ。
連絡すると、ピンクのおばちゃまが忙しそうに登場。まだお昼ながら、チェックインも済ませ、荷物も置かせてもらう。
部屋きれい。広い和室に、薄型テレビ。
ロビーの思い出帳がおもしろい。
今日の宿泊は、私たちと、もうひとり仕事の人らしい。さすがにオフシーズンなのか。
他の旅行者と会えると思ってたのに、ちょっと残念。
・ダンナは靴底の修理。目の前の商店「ニューいはら」でラバー接着剤を買っていた。
(お世話になりました。seven beach)
(翌朝オープン寸前のいはらさん)
・だらだらと町営バスで本村へ。農協前。ベンチに猫。このへんじゃあ有名な猫みたい。
裏に、本村アーカイブ=チケットうりば。「家プロジェクト」のチケット買う。
きれいなとこ(たぶんここもSANNA設計?)ソファーで休憩。本やら図録やら作家グッズやらも売っている。
・本村のまちなか、小道を歩いてまわる感じ。焼き杉の古民家が多い。
(こんな屋号の表札も揃えていたり)
「家プロジェクト」は本村に点在する古い家を利用した作品たちをいうのです。
「角屋」宮島達男作品→「はいしゃ」大竹伸朗作品→「碁会所」須田悦弘作品→「石橋」千住博作品→「南寺」ジェームズタレル作品→「護王神社」杉本博司作品 が今回見れたすべて
(はいしゃ外観)
(南寺外観)
(護王神社石室より上を望む。地下室は探検隊気分)
(護王神社は高台に。見下ろす景色)
・途中、「カフェまるや」でひとやすみ。時間のせいかほぼ貸切り
(ちょうど、お酒はだしてないといわれて、男子2名が出て行くところだった)
ふっつーの民家を改造したみたい。思ってた以上にゆるい感じの店。手作り感炸裂。メニューの感じも含め、相方は苦手みたいかな(笑)
「あいすなお」のがまだ相方向けだったかも?・・・と道途中のポスターで思い出した。
でもでもパンフやチラシなどたくさんおいてあって、情報収集。作品展示もしてた。
・本村港のほうを散策。また違う風景。歩きすぎて疲れ果てた。
アーカイブに戻って、「直島スタンダード」の図録を買う。2001年の。写真見ているだけでおもしろい。
ベネッセで買おうかどうか迷っていたもの。4000円くらいするはずがなぜか1600円で売っていた。
ラッキー。・・・でもなんで??
(本村港)
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さてさて。えーと。
ボランティアもまちなかの人がやっているみたいだったけど、
本村のひとは、みんながみんな観光客ウェルカムなのかなぁ〜。とちょっと思った。
だって、じぶんちのまわりを知らない人が毎日ウロウロしてるわけだし。写真もパシャパシャとられるわけだし・・・
行ったときは人が少なかったけど、夏とか、土日とか、イベント時期とかなんて
すごい人が押し寄せるんだろうなぁー。
ほとんど知られてないけど、私の住む町も古くからある面白い袋小路のまちで。
不思議な塀垣がずうっと続いていたり、この時期は干し柿が各々の軒先に並んでいたりする。
たまに、このへん写真撮ったらおもしろいだろうなーと思うけど、それを想像すると
なんだか住んでる人に迷惑な気もするんだよね。
よくよく考えると、こんな田舎なのんびりした町を、アートの街に仕立てて全部OK、なのかなぁ。
もちろん、OKをとったからこそこうしたプロジェクトが何年も進行しているわけだけどー。
ふと、そんなことも考えたりしてしまう。
まあ、こんな有名な島になったのに、コンビニひとつない(たぶん、わざとつくらないんじゃないだろうか)
ところをみると、直島のひとも、外のひとも、直島のよさをわかっていらっしゃるのだろうと思うのだけど。
そして、定休日なのにこんな観光客のために働かせちゃったお父さん、迷惑でごめんなさいでした、
って再度あやまりたくなったりするんだけど・・・(笑)
あ、ベネッセハウスは、ほんとに外国のリゾート地みたいな印象。
アナマンダラとかみたいな。
ちょっと他のホテルとは離れた位置にある、プライベートビーチがあるホテルっていうイメージ。(実際はちょっと違うけどね)
なんだか、今回旅をしながら、アジアの旅を何度も思い出したんだよね。
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・17時。セブンビーチに戻る。ここはいいなーー。とにかくロビーがいい。どっかの町の食堂みたいで。
お茶も好きに飲める。
ほぼ貸切のせいで、ロビーでだらだらしてても、部屋でごろごろしてても。何も言われないしー。
・さてさてまたも今のうちに、坂の上のコープまで買出しに行くことに。
スーパーはおもしろいな。その土地のものが見れるし。ただお菓子はあまりおもしろいものみつからず。
・夕飯をどうしようか迷う。
迷うほど選択肢がないのが直島なのだけど。それでも迷う。
港の前の「スナックいこい」(お店の前のメニュー張り紙が気になっている)にいくか、
裏の焼肉屋「へんこつ苑」にするか・・・
・で、結局、セブンビーチの「思い出帳」にあった「へんこつ苑のホルモンがおいしい!」という大量の口コミに
引きずられるようにへんこつ苑に決定。
雨降りになってきたけど歩いて30秒。スロット屋さん奥。
・イイ匂いにわくわくしながら、ドアを開けると・・・!!!
これ以上はネタばれになりそうなので書きません。
セブンビーチに行ったならば、やっぱりへんこつ苑に行くべきなのです!びっくりすることが待ってるから。
そして、ホルモンが、ちょーーーーーーううまい!!
私が長い人生で食べたホルモンのなかで一番おいしかった。普通の「ホルモン」のイメージ覆されます。
あれこれ食べたあげく、最後にホルモンまた追加(笑)そのくらいおいしかったです。キムチも!
・大竹伸朗氏のはいしゃポスターもサイン入りで貼ってるし。地味に直島本も揃ってるし。えらい。
(終了ー。残ったのはロースターのみ)
(へんこつ苑さいこう)
・ということで、満腹+満足で帰宅。
帰ると、もうひとりのお客さん(バスの運転手さん)が帰ってました。日本全国旅トークをちょっと。
部屋ではテレビ抜きの何日かを、ここの地デジ?で埋め合わせるかのように、布団にうずもれドラマにニュース。
お風呂でゆったり。そうして、2日目の夜は終わるのでした。
●2日目のわたしのツボ
・タレルの「オープン・フィールド」!!
・地中美術館からの絶景+地中の庭(モネの道)
・直島standardの図録
・セブンビーチのロビー+ピンクのおばさま。
・へんこつ苑のホルモン!さいこう☆
2日目画像は作業中。近いうちに修正あるかも・・・