◆3日目◆
・朝、起きると、下でおばちゃんと運転手さんが朝ごはんタイム。
セブンビーチは、何人かの共同営業なんだそう。ピンクのおばちゃんがいつもいるとは限らないってことなのかな。
おばちゃん、マスクしてるしほんとは辛そう。
からだ壊さないでね。と「旅の思い出帳」に残してきたよ。
だれか、直島でセブンビーチに寄ったら、私の絵を確認してきてほしいです。たぶん、私の絵すぐわかる!
・チェックアウトして宿のまわりを写真に撮った。
夜は全く気づかなかったけど、裏の公園はかなりかわいかったのでした。
・港へ戻る。これで直島ともお別れ。かぼちゃさんサヨウナラ。
次にきたときは、スナックいこい、かな。
・船に乗ったのが9時半くらい?
行きと違って、乗り換えも少なめに岡山まで。岡山から山陽本線で30分くらい?
12時も過ぎて、とうとう倉敷へ。
・駅を降りると、なんかよい街っぽい雰囲気が漂ってます。
観光客にやさしそうな街(スロープあるし。灰皿あるし・・・)
案内所で倉敷マップなどなどをいただく。
ここにあった、岡山案内の冊子があとからすごいお得だった。使えるクーポンがわんさか。
・てくてく、がらがら(カートの音)大通りを歩いて、美観地区の入り口まで。
ホテルもすぐ近く。荷物預けて、美観地区散策。
・川のほとりのあまりの「観光地」っぷりに、相方が拒絶反応を(笑)探検もしないうちから!!!
お昼は、ホテル近くの食堂とかでいいー、とか言い出したので
ま、いいか、と戻ろうとフラフラ歩いていると、
すてきな手書きポスター発見!
「プチ・ラパン おせちあります。2まんえん。よろしくおねがいします」
という8歳の子の書いたウサギのポスターにつられ。
横の黒板を見ると、ランチ1000円。なかなかおいしそうなメニュー。
つうことで、ここでいいかー、と入り口をあける。と!!!
またもびっくり。
せまっ!
カウンター8席しかないです。でも目の前の2つの椅子は空いています。うまいことに。
カウンターの奥1畳くらいの三角スペースにシェフが立っております。
「おふたりですか?どうぞー」
ということで、座ってみるも、シェフは真剣にすぐそこで料理中。
いいにおいー。期待大。
しかし、シェフヒトリです。ヒトリでナベ振って、オーダーとってサーブしてお会計して・・・って超大忙し。
でも、ここ、おおあたりです。
最初のスープが「おいしいー」と口から漏れる味。
続くサラダも、パンも、メインも、おいしく、そしてボリュームいっぱい。ドリンクも選べます。
おなかに空きがあったらデザート食べたかったけど、入りませんて。
次に入ってきた人に「今日はもう終わりです」と言ってたシェフ。私たちほんとラッキーだったとしか思えません。
しかし、ここ、夜はいったいどうやって?
相方が「夜も来たいわー。昼は決まったものしかださないけど(ランチは一種のみ)夜、あの黒板の大量のメニューをどうやってひとりで出すのか見てみたい〜」
と言ってました・・・。いやな客ですね。
しかしまあ、シェフの疲れた笑顔がまたとてもよかったのです。
ありがとうプチ・ラパン。
外に出て張り紙をよく読むと、奥さん産休のため、シェフひとりとのこと。
そうかーー、と思ったけどさ、あの狭い店内で、奥さんはどこでお手伝いしてたのかしら?それも謎!
いつかまた倉敷に来たときは、また寄りたいのです。
でもそのころには、大きくなってここにはないような気がするけどね!
・ここで恒例の「自由行動」の時間です。
旅行でこの時間なしはありえない。
そろそろ、お互い疲れがたまっているので、自分のペースで散策。
・で、ひとり散策
小路に入って最初に発見した「ギャラリー幹」。各国小物。アジアチックなのかと思いきやすてきなものたくさん。
なぜか「いろは3号」と「SILTA10号」を購入。
「いろは」は有名どころの海月書林さんが出してる冊子。
3号には、休館で行けなかった香川のMIMOKA=猪熊弦一郎美術館が特集されていたから。これで行った気になってみたい。(読む となおさら羨ましいのだけど)
「SILTA」は、佐渡の裂き織りの話が載っていたから。新潟なのに知らなかった内容。気になった。
手仕事フォーラムってところが出してるようで。検索したら更に気になるとこ。http://www.teshigoto.jp/
・とりあえず倉敷川沿いは無視して、適当に周辺の焼き物や民藝っぽいお店を見てまわることに。
まずアイビースクエア方面へ。途中にある、ニッパー(ビクター犬ね)のずらりと載ったお店にびっくりする(貯金箱博物館だったらしい)
・が、トイレを探してアイビースクエアに入ると、結局タバコ休憩中の相方に遭遇。あれれ。
・アイビースクエア内で、家へのお土産になりそうなものを探すが、なかなか定まらず。
・裏の小路を散策して見つけた「ギャラリー和」(アンティーク器・家具。大正時代の箪笥ほしかった)すてき。
・本町・東町へ入って、ランドマーク的存在の「三宅商店」、ではなく、その向かいの「白神荒物店」にすごく惹かれる。 なんだかふっつーの金物屋さんなんだけど・・・。アルミ製品とか籠モノとか業務用品や不思議なものを。。
・おいしいものブティックの「翡翠軒」は入ったものの、探しているものがなく手ぶら。
おとりよせ本にでてくるような食料品わんさかのお店だったんだけど、今ほしいのは全国のうまいものではなくて、倉敷のうまいものだったから。
2階はギャラリーと喫茶。お茶のみたかったけど、禁煙で断念(笑)
(翡翠軒さんはとなりの酒屋さんがやってるらしい?)
・そして、ココは行こう!と思っていた蟲文庫はなんと臨時休業中・・・向かいのFUCA1016さんも休業中・・・。あらあら。
(ムシブンコ、やすみーー)
(アヴェニュウ はこの看板の斜め向かいのジャズ喫茶)
・その先は、倉敷クラシカ(写真家のおじさまがやっている紙もののお店)やジャズ喫茶、
何人かの作家さんでやっているアクセサリーの店、絨毯の店、フランスっぽいカフェなど、小さなお店が並んでました。
・器なえしろのお留守番係のおばあちゃんがかわいかったー。お友達のおばあちゃんとお花談義してらしたけどきゃっきゃしてて少女みたいなのよ。
・どんどん歩いて、椅子の展覧会をやっていた「ギャラリーはしまや」「夢空間はしまや」
文化財に登録された「楠戸家住宅」の蔵を再生してギャラリーにしているそう。
すわりほうだいの椅子に座って眺めていると、お隣から声をかけてくださる。お隣の喫茶(サロンと呼んでいるみたい)もとにかく雰囲気のある素敵な空間。その空間を横切ると、奥、2階にもまたもやギャラリーが!!!それも大きい。
びっくりしつつ、すばらしい椅子たちを眺めて退散。
なんかすごかった。この建物、全部蔵だったのかーと思うとまたすごい。
・そんなこんなで、道を行ったり来たり
中国銀行や、公民館。これもまた違った趣のある建物。
(はにわって、備前焼なの??)
(銀行・モダーン)
今度は戻って駅前アーケード方面へ。本通商店街
このへんは、アジアンチックなお店が多いー。おんなじ系列なのかな。
・気になったのは倉敷民芸、融民藝、などなど。味菜も気になるお店。
・そして通った瞬間、「ここ、入らなきゃ!」と思う喫茶店発見。
ひとまず先の昔ながらのえびす商店街のアーケードをざっと散策したあとで、やっぱり戻って喫茶店へ。
すごい風情があるというわけでもなく。渋いわけでもなく。かっこいいわけでもかわいいわけでもスタイリッシュなわけでもなく。
いまどき、というわけでもまったくなく・・・(でも、すごい褒めている!)
そんな、街の喫茶店〜という感じの店構え
それが「喫茶ウエダ」
ここもあたりだーー★と思ったお店。
私最近、こういう庶民的な喫茶店が好きなのです。でも庶民的だけど何か違う。
私のあとに続いて猫が帰ってきたし、端のテーブルでは撮影中にもかかわらず、女主人さんはものすごい話しやすいかただったし。
実は、いろいろ面白いものが隠されている喫茶店。
奥にピアノもあるし、元カメラ店らしいし。メニューサンプルはゴージャス仕様だし(笑)
こんな店が近くにあったら毎日かよう、と思った。ウエダさんと話をしに通うようなもんだと思うけどね!
・と、ここでもう、日も暮れて暗くなってきた。美術館にも民芸館にも行ってないというのに!
でも、今日はこれで終わりにしよう〜と、相方に電話をする。
・・・と、なぜか窓の外に電話の相手(笑)
ちょうどちかくにいたらしい。すごいなーー。ウエダがすぐわかるなんて。
一緒にコーヒー飲みつつだらだら今日の散策話。
・ホテルへの帰り際、夕飯店をリサーチしつつ戻るも、
その日の夜は、ほんとに体がくたくたで、外に出かける気力もなし。
コンビニで食べたいものを買っておしまい。
ずーーと飲みたかった、インスタントみそ汁を買って、私は超ご満悦。
やっぱり、日本人はみそしる!だね!!
●3日目の超ツボ
・セブンビーチの裏の公園
・倉敷「プチ・ラパン」
・ギャラリー幹
・本町・東町の街並み
・喫茶ウエダの女主人と猫
・kurashJapan のバックナンバー(フリーペーパーだけどすごい雑誌。世界向け。もう手に入らない??)
・相方の必要にせまられて買ったつめきり・・・(意外なところにかわいさが!)