ぐ . るぶる ver.20

ナツ もしくはnatsuまたは夏 が書いてます。残す場所。

旅のお供にとおもって、2冊かう
角田光代「あしたはうんと遠くに行こう」
盛田隆二「ラスト・ワルツ」



書いてなかった読了本

◆「もうおうちにかえりましょう」種村弘←ほんとはホムラ。文中にも間違われた話が出てくるの。笑う。
今をときめく(?)歌人のエッセイ

もうおうちへかえりましょう

もうおうちへかえりましょう

私はこのダメ男君をどうも好きになれなそう。
モテないとか、ナンパしてみたいとか、合コンしてみたいとか、妄想だとか...
なんつうか、母性本能をくすぐるいい方、みたいなのが至極気に入らない。私には母性本能がないから?
だって、そんなこといいつつ、このひとちゃんと彼女いたりして、女の子の気持ちを振り回しちゃたりしてるって言ってるじゃあないですか。
だいたい40も過ぎた男がですよぉー。
最近、この人の名前をコラムなんかでもよく目にして、くそーとか思う(笑) 思いながら読むんだけど。
しかしいったんそう思っちゃうとなかなか印象って変わらないもので。
そんな自分にいかんなぁとは思うけど。はてなのオススメ度に唖然。この人の、ステキなところだれか説明してー。わからん。


◆「永遠の出口」森絵都

永遠の出口

永遠の出口

あれ、もう一生見れないんだね〜。とか、あれ、もう永遠に食べられないよ〜。かわいそー。って言われたことあるよね。
そんな永遠にって言葉がかなしくてくやしかった女の子。
  

彼女の幼少から高校卒業までの成長を綴った話。
時代背景は、たぶん自分と同じくらい、というせいもあるけど
ひとつひとつの話が巧みでおもしろくてそして切なくてたまらない。
貧乏な友達の家でのお誕生会とか、魔女のような担任に立ち向かう話とか、部活についていけなくてぐれちゃう話とか、アルバイト先の確執のはなしとか、恋愛ゴッコ?の話とか...。とにかく同世代の女性必見!って感じ。いやいや、同世代じゃなくても女じゃなくても絶対わかるこの気持ち、このシチュエーション。


森さんも児童文学かいてた方だそうで。私が惹かれるのにまた納得。
実は、彼女は私立中学受験や高校受験でよく出題されている方らしい。今どきの高校生の間では超有名人らしいです。
おすすめ。


長嶋有「パラレル」

パラレル

パラレル

ジャージの二人」より、脱力感は少なかったけど、やっぱりこの人脱力系?「ジャージ〜」よりも読みごたえはある話。しかしなぜにこの人の本って妻との仲がいつもこう微妙なんだろう...。

ここでも会話のカッコなし文章発見。この人独自かな?

辛い本を読んだ後にお口直しに読むとちょうどよい。長嶋さんの本ってそんな感じ。