ぐ . るぶる ver.20

ナツ もしくはnatsuまたは夏 が書いてます。残す場所。

ちょうおすすめほん


金城一紀「レボリューションNO.3」

レヴォリューションNo.3

レヴォリューションNo.3


先日読んだ「フライ、ダディ、フライ」にでてくる高校生たちは、この本に出てくる「ゾンビーズ」たちだと知って、読まねば...と思っていたら、ありがとう図書館さん。で借りてきた。

すごいよ、すごいおもしろいよ。「フライ、ダディ〜」よむ前に読んどきゃよかったと思ったけど。

携帯電話とカラオケと巨人軍と渋谷系が嫌い、という共通項を偶然に持つ彼ら。だけど無駄に徒党を組むのも嫌いという彼ら。そんな彼ら「ザ・ゾンビーズ」の冒険譚。


ただただ、読め!って感じ。おもしろいものに説明はいらないよね。読んだらきっと元気になる本。
それにしても、スンシンはかっこいい〜。文字だけ見ててもそう思う。「老子」片手の高校生。吉村さんが惚れるのも無理ないでしょ。
とかいって、今回の主人公(というか語り手)は南方くん、なんですけどね。



佐藤多佳子「黄色い目の魚」

黄色い目の魚

黄色い目の魚


これも、もう、読んでー、っていう。いろいろな人にお勧めしたい本。
アマゾンやはてなやってなかったら、知らなかったかもしれない。この本の存在。はまぞう、よ、ありがとう....。前に豊島ミホの「檸檬のころ」やら森絵都の「永遠の出口」をオススメにしていた私だけど、アマゾンでは、似たような趣味の人の本を紹介してくれちゃったりするわけで。
タイトル覚えていていつか読もう、て思っていたら、ありがとう図書館さん(またかよ!)ってな感じで。


すごく愛おしい物語です。
結構な長編(長編をまとめてあるの)だけど、読み終わるのがもったいなかったくらい。ページが減って行くのに連れて、読み終わりたくない〜って思った。
2人の高校生の口調で綴られる成長物語、青春物語。でもそれだけじゃなくて、家族をとりまく話。この話の続き、読みたいなー。お母さんの恋愛物語も、妹の恋愛話も含めね。著者も書く気ありそうなので、期待して10年(笑)待ってます。


たぶん、私は少女漫画が好きで。そんな匂いがする本が好きなんだと思うけど。そうでなくても、読んでみてほしいなぁ。そんな人の感想も見てみたい気がする。



とにかく、佐藤多佳子金城一紀も、私の中のお気に入りにどかんと入れましたよ。