探し物があって、ようやく閉店まぎわの本屋に駆け込むも、探し物は見当たらず。
でも、ちがうもの見つけて慌てて買った。
新聞の書評で気になっていた本。
オススメ主は金原瑞人(=翻訳家。金原ひとみのお父上)なんだけど、金原さんのオススメものは私のツボを突いているものが多いんだなぁ。
◆ジョナさん 片川優子
- 作者: 片川優子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/10/29
- メディア: 単行本
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そんな彼女が、「今を忘れないうちに書きしるす」ために書いた本。
現役高校生作家とか、中学生作家とかってのが最近多くて、ちょっと辟易してしまう部分があるけど
片川さんは、賞をとるとかそういう特に目立った人ではないみたい。
豊島ミホに次いで、私がこれからがすごく楽しみな作家さんになりました。
高校生ってそんなもん。楽しいことばかりじゃない。「ラクじゃない」って思うこといっぱいある。もやもやもいっぱいある。
ときめく出会いとか、家族のこととか、受験とか、友人とのかかわりとか、軽快だけどうわつきすぎない高校生の言葉で書かれていて、またまた懐かしくて羨ましくて、ちょっと前向きになれる。
ラストに向けてうまくまとまりすぎかも?と思わなくもなかったけど、私のだいすきな1冊に入れたい。
それにしても、トキコみたいな友人うらやましい。いつもニコニコしてくれるだけが優しさじゃないってこと。
速水もこみちとか、「下妻物語」とか「冬の運動会」とか、最近のネタが出てくるところがまたツボであります。
ほんとは、2005年に読んだけど、並べられなかった本をダダダーっとあげてみたりなんかしてみたい。はまぞう貼りまくりで(笑)
すぐには無理そうだけどね。
さっき白夜行をちょっと見ました。おもしろい。映画とかドラマって実は読んでないほうが楽しめるよね。
子役のマユコちゃんはやっぱりすごい女優さんになりそうだなぁって改めて。
でも、この先つらくなりそうなので、たぶんドラマ見ないと思う。
しかし、裏番組はけものみち、って。ドラマ好きなひとには悩める時間になりそうじゃないですか?