夜中のツタヤンでbridge買いました。
スガシカオの10年。....うまくまとまってるっていうか、わかりやすいインタビュー。
ついでに自分の10年も思い起こされて、すごく切ないといいますか読んでると感慨深いー。
PARADEの感想あやまって消しちゃって、そのあとやる気なくなって書いてなかったんだけど、
やっぱちょっと書いておこうかと。
私はね、このアルバムそんなにピンとこなかったの。これー!!って言える曲が正直ない。
強いていえば、38分15秒と、午後のパレードかなぁ...ってくらい。まあ、シングル曲がおおいからね。シングルはどうしても新鮮にきこえないわけだし。ほんとは奇跡も19才も好きなはずなんだよな...。
だーけーどー。
シカオちゃんは、このアルバムつくってラクになったんだろうなぁって、思えたの。それが、まず初聴きしたときの感想。
すっきりしたんだろうなぁって。
なんでもあり、なアルバム。いままでこだわってたことをすっかり脱ぎ捨ててしまって、
こんなんでもいいんだよー、って自分に言ってるように見えたよ。
豪太さんや亀田さんやら他の人にまかせた部分。こねくりまわさなくなってるとこ。デモトラックとかそのまま入れるって(というのは聴いた後から知ったけど)、いままでじゃありえなかった。
それでいいんだよね。
本音を言うと亀田アレンジのHOP STEP DIVEなんかは、私は得意じゃない。ROCKがあんまり得意じゃないもんで。(これ、スネオちゃんに似合いそうな曲だなぁーってちょっと思ってる)
でも、そんな感じの曲に仕上がったのはもともと本人のリクエストらしいし。そーゆーことなんだ。
他のひとの血を入れたい、料理されたい、ってことなんだよね。
あとSMILEのあたりから、おばかっちょなダンスダンスなアルバムつくりたいって言ってたわけだけど、それが実現してるのはすごい。
欲を言えば、ほんとに全部それ(ダンスもの)で埋めるのもありだった気もするけど。シングルのからみもあるしね、それはまた別の機会にでもって感じかな。
だーけーどー。
やっぱり、似たような曲、っていう印象は否めなくて。RUSHなんかはイジメテミタイと曲調かぶる。詞の内容もなんとなくバクダンジュースや魔法のイメージ。
曲きいてて、あーあの曲に似てるなー、あの歌詞に似てるなーって思うことが結構たくさんある。
だからピンとくる曲がないのかもしれないけど。
ま、それも本人わかってて、脱スガシカオ詞、をめざして午後パレなんかができたのはうれしいことではあるんだろうけどね。
最近のシカオちゃんの露出、TVのテーマ曲とか聞いていても、
たぶんイイ曲なんだろうけど、
私にはつまんないというか、聞き流してしまいたくなる。
昔みたいに、詞を見て感激とかドキリとかしないんですけど。
番組が自分に求めてるものが何なのか、わかってしまっちゃった、のかな。求められているのだから当たり前なんだけど、メッセージ色が濃くなっていて(もちろんシカオ流に隠してあるとこはあるわけだけれど)、共感できそうでいて私にはできない...
シカオちゃんは、器用に、なっちゃったんじゃ、ないのかなぁ.......。
一般のひとが自分に求めてるもの、に対して器用になっちゃったというか。慣れちゃったというか。
私は、その器用さに、引いてしまっているのかも。
とか書いているけど、たぶん、本人がいちばんわかっているんだとおもうよ。
いっつも、後でインタビューとか読んで思う。「あー、やっぱりわかっていたんだなぁ」って。
だから、私はこのひとが好きで、このひとの曲、きき続けてるんだとおもうもの。
前にも書いたけど、今の私は、午後のパレードのおばかっちょ加減にとても救われてたのね。たまたま自分の周りがそういう状況だったってのも大きいんだけど。
訳のわからない、つながりのない詞。遊んでる感じ。きもちよいよね。
でも実は、なんといってもこの曲って、ジャミロクのストリングス隊が参加してるのが鍵なんじゃないかと思う。
あのイントロなしでは、あんなにステキな午後パレはなかった、と断言するよ。もう絶対。
最初に友人の歌キャスでサビのあたりの声だけ聴いたとき、「うわわーどーしちゃったの。ポップだし。ふつーだし。もうダメかい、シカオちゃん」とか思ったのはホントの話だし。
なのに、次にPVで聴いたとき、あまりの素敵加減にびっくりしっちゃったくらいだよ。
それを考えても、豪太さんとの出会いって、ステキなことだったんだなぁって。
そしてそのきっかけになったハワイ旅行とかロンドンの旅
旅ってすごいよ。やっぱり、いろんなものを見て、吸収して、出会って、コミュニケーションして、
そうやって、発見していくもの、ついてくるもの、あるんだよね。
あーわたしも旅にいきたいなぁ....って、あれれまたこんなオチで失礼、失礼。
- アーティスト: スガシカオ
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