ぐ . るぶる ver.20

ナツ もしくはnatsuまたは夏 が書いてます。残す場所。

TOKYO!      ▲▲▲

・有名ガイジン映画監督さんたちの3作品オムニバス。
・私的順位は「シェイキング東京」(ポンジュノ作品)>「インテリアデザイン」(ミシェル・ゴンドリー)>「メルド」(レオス・カラックス
・「インテリアデザイン」は、ゴンドリー節炸裂の映像が現れる後半がgoodでした。夢の中みたいな展開が。
このところ私、加瀬亮が苦手になりつつあります・・・。最近の役のせいかなぁー。すきだったのになーー。
私の好きな加瀬くんは、狙ってないのにダサダサな感じの「ロックンロールミシン」だなぁ。やっぱ。あと「アンテナ」

・「メルド」は緑の怪人がマンホールから出てきて東京を荒らしまくるというインパク大映
 (それも、こんな人いてもおかしくなさそうな見かけがこわい)
 だというのに、後半討論シーンが挟み込まれたあたりで寝てしまいました(またか!)でも、東京で爆弾を撒き散らすシーン、よく上映OKがでたなーと半分寝てる頭で思ったよ。最近の無差別殺人事件とかにひっかからなかったのかなぁ?
・「シェイキング東京」は、もう、蒼井優映画ですよ!蒼井優はなんであんなにかわいいんですか?
 人間じゃないみたいなかわいらしさ。なのに不思議な色っぽさ。
 香川さんもいいけど、もう話はどうでもいいです。ともかく蒼井優
・だけど、無理に映画館じゃなくてよかったなー。ま、カードデーで1000円だったけど。 
  


トウキョウソナタ ▲▲▲△
・「シェイキング東京」につづいて、またもや、香川さんを観る・・・。


・これはねー、とにかく、最後がよい。ほんとによい。
 またも「音楽」に騙されちゃったのかもしれないけど。
 いやーーー音楽ってすごいよ!すごいね!
 最後のピアノ、自然に涙が流れました。何に感動したってわけでもないのに!!
 このシーンはもちろん、息子の腕前発表の場なわけだけど、
「ここまで(の映像)がわたしたち家族の姿でした」ってスクリーンの前のお客さんへの発表、に見えたのでした。


・話自体は、今の世の中や家族をステレオタイプに扱っているというか。
もっと悪く言えば、ひとつひとつの話が少しおおげさだと思うし・・・。
だから、「リアリティ」はあるかもしれないけど、「リアル」ではないのよね。
黒澤監督の映像(色とか切り取ったシーンとか)って、現実味があってすごく好きなんだけど
話が「リアル」じゃないもんだから、そこに違和感を感じるの。

例えば、総務課にいた人間が、職安について知らないはずがないし。
というか、離職票もらわなきゃ職安に行ってもしょうがないですよー。
あと、職の紹介や斡旋もあんなふうになんてしないし。
お掃除の人、お客さんが見えるところで着替えるはずないし。・・・とかブツブツ。


でも、そんなのみんな、最後のシーンで帳消し!
イイ映画、ってことに丸く収めときます。
それにしても、次男役の子よかったなーー。あのこ、「四つの嘘」で仏壇屋の息子役だった子だよ。
井之脇海さんだそうです。期待大。
小泉キョン2さんは、今回は運転シーンの顔がひどくよかったです。


今年は、ぐるりのこと。とか、あるいてもあるいても とか、これ とか
家族の関係を描いてる良作がすごく多いと思う。
でも、似てるようで、全部違うんだよなぁー。おもしろい。

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