ぐ . るぶる ver.20

ナツ もしくはnatsuまたは夏 が書いてます。残す場所。

しんみりするはなし。


お正月になります。
うちの姉のだんなさま、まこちゃんが亡くなって3ヶ月。いや、4ヶ月。
長いことだんなさまの看病と介護で、姉はもう何年も実家に帰ってくることができない生活をしていたのですけれど。
今年は帰ってこれるんだとばかり思っていたら、
「帰ってきたくないって言ってるんだよね・・・」と、苦い顔の両親の話。
あんまり元気がないみたい。そりゃそうだけど。


で、そんななかでも元気に努めているらしい甥っ子と、
様子を伺うべく、こっそりメールをやりとりしてみたり。
「まだ、底をみてないっていうか・・・。
お母さん、わたしは楽しいところに行けないんだぁ。って言ってるんだよね」
と、中坊らしからぬしっかりしたメール。
結局、甥っ子のみ里帰りしてきたと聞いて、
いいかげん電話でもしてみるかーと。


新しいことをする気になれない。との返答。
今まで、実家に帰ってなかったのに、自分だけで帰ってしまうと、まこちゃんがいないんだーという現実を突きつけられる気がする。と。
兄が病気の間、病院にしろ家での介護にしろ、
姉は長時間家を空けたり出かけたりすることが全くできなかったわけだけれど
それが普通の生活になってしまって。
そして、その生活=まこちゃんが居た、という生活であって。
今、家をながく空ける気にならないし、新しい場所へ出かける気にもならない。
でも、近くのスーパーには行けるし、おとなりさん家にお邪魔したり、ひとが遊びにきてくれるのは大丈夫。と言う。
別に泣いているとか落ち込みすぎているとか、そういうわけでもなく、
家でお笑いの番組や、嵐の(家族で嵐スキでした)ライブビデオ見たりとか・・・そういうのはOK。
つまり、まこちゃんが家のベットで一緒に暮らしていたときのそのままの生活がいい。違うことがしたくない。
ということらしい。
あー、もういないんだ。ということはよーくわかっているけれど、それを無理に感じたくないみたい。


姉は、自分で、自分のことがよくわかっている。わかった上で、そういう生活を今は選んでいる。
私は自分の姉が、すごくしっかりしていて聡明で楽しそうな性質をもってるひとだっていうことを知ってる。
だから、思ったんだよね。
無理に元気づけようとか、どこかに連れ出そうとか、そうしないほうがいいんだなぁって。
ほっといたらいいんだなぁって。
何ヶ月かかるかわからないけど、いつか、その生活にも飽きる時がくるし、気持ちが変わっていく時がくるんだと思う。せっぱつまるときもくるかもしれないし。
それまで、待てばいいんだって。


いろいろなひとがいるなぁと思う。世の中には。
みんないっしょうけんめい生きてんね。あ、そうでもない??かしらん。
でも、楽しそうにみえるひともほんとは辛いのかもしれないし、
切なそうにみえるひとも、でもしあわせですよっていうかもしれないし。


年の瀬になって、わたしも、いまこうやって生きてましたよ。それはしあわせなことだよね。
明日はどうなるか、1ヶ月先はどうなるか、なんてほんとにほんとにわかんないんだけど。
わたしにはたくさんたくさん、やりたいことがあるし。
だからどうにかしてやりたいと今も昔もおもっているし。
できないかもしれないけど、それでも、
やりたいことをやろう、とおもいつづけていられるんだから、しあわせなのだ。
そうおもって、今年を終わろうと思います。


連絡しないままのひとほんとにごめんなさい。
気持ちをほんとうにありがとうございました。
いろいろなひとの顔が浮かぶけれど、
まあ、きっと、ここを見たら少しは安心してくれているのかなぁと
勝手に思っています。
それにしても、やり残したことたくさんあるなぁ。
ごめんなさい。って言いたいことばかり。


わたし、年末ジャンボ当てるから!いや、当たるから!
だから、2009年のわたしはやりたいほうだいですヨ。えへへー。
では。みなさん、よいお年を。


えーと
東京で見たたくさんの展示のこと、
(まだやってる上野のレオナール・フジタ展、みたほうがいいよー。万人向け。緊張感もあり。はたまたラブリーあり。)
すごいパワーをくれたはじめて入ったお店の売り子のお姉さんのこと(オーラソーマをやっている陽のパワーでまくりのひと。ちょう褒め上手!)
仕事の休憩中にわたしを見かけて声をかけてくれた某男子のすてき情報(ス○○○○○○○ズとか呼んじゃうよー!という話)
とか、なんやかんや、ほんとは書き留めたいこといっぱいあるんだけど
今年はこのへんで。日記はふゆやすみに入ろうとおもいます。おやすみなさい。