鹿がやってくる日はやっぱり雨の予報。
行こうかどうしようかと昨日から思っていたものの、
いつものようにドタバタしていたら、仕事の進みのほうが気になって、
まあ、いいか、という気分。
まあいいか、の気分のなかには、自分なりに迷う事情や複雑な気持ちもあり。
こんな日だからちょうどよかった、と思うのが得策だなーと思えた。
開場時間くらいに、遠くの友人からのメールが届くも、今日は行けないと返す。
この十年くらい、パスしたのってはじめてだよなー。
彼女にはひさびさに会いたかったなぁーと思ってたけど、改めて会う機会があるはずだから、ね。
遠くからやってきたお客さまと一緒に、みなさんでちいさなごはんやさんへ。
何十年来と気になっていた、街はずれの西堀飲食店街。
ブルーバードでカツライス。昔ながらの食堂。新潟のたれかつ。
隣に座ってた酔っ払いのおじちゃんがなんだかかわいらしく、あいづち相手をしていたら
勉強会だったといって「子供のためのピアノ講座」という本を「あんたにこっそり」と見せてくれた。
おじいちゃんなんだ。なんかいいね。
かえりみちに、なんとなく気になってLOTSの前を通ってみる。
が、なにごともなく。もちろん音漏れもなく。
スタッフさんが、物販の準備をしているのだけが見えた。
通り過ぎたところで、めずらしく、長い電話の呼び出し音。
ちょっと気になって、コンビニに停車して電話をかけなおすと、なんだかびっくりの恋の話の顛末。
結局、夜の駐車場で長電話。
恋っていいよなぁー。うまくいっても、たとえいかなくても。
あのトキメキ気分は、恋してるときじゃなくちゃ味わえないもの。うらやましい。
連絡くれて、ありがと。
彼女の周りには、たくさんの出会いとときめきが落ちているから大丈夫。心配なんかしませんよ。
そうそう。前に進むだけなのだ。