ぐ . るぶる ver.20

ナツ もしくはnatsuまたは夏 が書いてます。残す場所。

ちいさな書類が届く。一緒についてきたひとことメッセージに笑ってしまう。ひとことふたことでも、状況が目に見えるよう。伝わる。
日比野さんのみなとぴあでの収穫祭のおしらせメッセージが届く。そうだ朝顔、わたしも手伝ったんだった。
遠くのギャラリーのチラシが届く。自分の担当分だけど、周りの人に渡すのには遠いところすぎて躊躇するな。


ぜんぶ、一緒に働いていたひとたちからの届け物だったので
なつかしさに、気分が引き戻されそうになる。
ほんのちょっと前のことなのに、もうずいぶん昔のことみたいだ。



いろいろなところで、いろいろなひとに、お礼とか、お祝いとか、はたまたお見舞いとか、お便りとか、
したいと思っているのになにもできていない。私らしくないな。けどしかたない。
もうちょっとまっててもらえるかなぁ。いやいや、まってるわけじゃないか。だからだいじょうぶか。


ということで、きょうは新築お祝いに。友人の仕事場を兼ね備えたおうちのOPENHOUSE。
長居しないようにしないと!自分の首を絞めそうだわ。




にいがた空艸舎に行ってきました。
http://www.kuu-so-sha.com/
そんなに長居するつもりはなかったのに、いろいろ見たいとおもったら、やっぱり居てしまった・・・


今年のテーマは「しごと」 タイトルは「ハローライフワーク」ってことで、
にいがたのいろいろなひとの仕事を紹介してました。


今回の特別ゲスト(とは謳ってないけど)は、なかしましほさん(foodmood)となかしまさんのつくるお菓子。
そのほか、1階には「みちくさ茶屋」やお茶テントの出現
そしてそれぞれの「仕事人」たちのしごと紹介コーナー
2階は「空艸書店」と題して、北光社さんが空艸にまつわるいろいろな本を出展。
そのとなりにf/styleさんのショップ。デンデン社さんのインタビュー映像。azazさんの新潟写真展。
あと、入口付近に去年同様「身の回りレポート」のコーナー。


ひとはたくさんいたけれど、夕方は庭園のベンチや本屋さんの本を眺めながら結構ゆっくりもできました。
朝は食べ物目当てのひとたちでかなりごった返していた、との話です


(マリールゥさんのお弁当みほん。もちろん売り切れ)(フードムードさんとpituさんのお菓子。ふゆの日さんのお茶とコーヒー。山崎麹屋さんの甘酒)(空艸書店の一角)


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ほんとうはね、このテーマを知ったとき、あんまり行こうと思ってなかったの。
それはいま自分が「しごと」について、迷いがあったり、考えなくてはならなかったり、そういう時期だったから。
いろいろな話を毎日のように聞かされているところだったし。



2階の座談会では、おもに「食」の話になってた。
みなさんの話にそれぞれ、なるほどな、と思うところがあった。
で、なかしまさんの会話のなかに特にぐっとくるものがあり。
難しいと思うけど「からだにやさしい」とかの枕詞も、ぜひひっくりかえしてほしいな。
たぶんほんとは世の中のひとだってみんな、言葉に振り回されているって気がついているはず。
おんなじこと考えている料理家さんって実はいっぱいいるんだと思うんだもん。
そして、祖父祖母さんの話も。いつか通じ合えますようにって、祈ってます。



今回空艸舎のお仕事紹介ブース・もしくは座談会で取り上げられていたかた、たしかに、みなさん魅力的な仕事をしてらっしゃると思う。
自分が納得いく仕事ができるように、あまりないかたちの仕事、をがんばられているひとたち。
だけどね、そのひとたちが特別なんかじゃない、ってことも私は思っちゃったんだ。


「ほかのひととはちがう」「概念にながされない」といった言葉は、
紹介されたひとたちや紹介ブースを見てもなんとなくわかる。
(そういった言葉は、仕事人ご本人ではなく、紹介していた側のひとからの言葉です)



でも、自分で仕事をしている(興している)ひとって、同じなんじゃないのかな。
ふつうじゃない、っていっても、よのなかのひとみんな、ふつうじゃないぶぶんってあるし。
みんな違う、ってとこがおなじ。
わたし、たくさんの会社や職場を経験してきたけど、みんな違ってた。
大きな企業もほんとに小さなところも、有名なところも、地味なところも。
「普通の会社」であっても、私のわからない部分かもしれないけど絶対社長の「信念」ってものが必ずあるんだと思ったし。


おしゃれに見えるしごとも、おしゃれに見えないしごとも、しごと、という部分では同じ。
「稼がなくてはならない」のだもの。「食べていかなくてはならない」
だから、私は、しごととして見せるなら、やっぱり「食べていくためにどうしているのか」「お金と仕事の兼ね合い」といった内容の話が聞きたかったなぁというのが本音。
これは、今の私が心から思っていることだから。
HPにはそういった話もされるのかな?というところがあったけど、
きのういくつか見た座談会では、そうした話の流れはなかったみたい。
まあ、あの和むような空間にいて、そんな話をしたいなんてお客様もおもわないか・・・
さすがのわたしも訊けなかった(笑)

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空艸舎の空間はあいかわらず素敵なものでした。
北方文化博物館・分館のあの大きさがこのイベントにはちょうどいいのかもしれない。
そして次回は??
空艸舎さんはこれからも、ひとやしごとについて取り上げるのかしら、それとも、また違ったものを取り上げるのかしら。
それを楽しみに待ちたいと思います。



うまくかけないなー。
というか、こんなこと書いている暇があったら、制作に戻れ、ってとこなんですけど。
書くならちゃんと書きたい。
でも、言葉を紡ぐのは難しいよね。
言葉より、みること、きくこと、体感すること。
なんかそれがすべてなんだよな。
言葉は伝えるものでもあるけど、受け取るものでもあるから。誤解が生まれることも多いんだよな、ほんと。