ぐ . るぶる ver.20

ナツ もしくはnatsuまたは夏 が書いてます。残す場所。

えいがの日

朝4時に目が覚めたので、録っていた「ヘヴンズ・ストーリー」を観た。
長いというウワサは知っていたけれど、勝手に3時間半くらいだと思い込んでいた。
んが、途中で映画は4時間40分もあるということに気づく。うへーー


朝の支度やら家事やらをはさんで午前中に鑑賞終了。
いくつかの章に分かれているため、そんな観方をしても問題なく。意外にすんなり観れた。
でも、さいごの2,3章は長く感じたかな。


未成年者の母子殺害事件を基にしている。でも、昔見た「誰がために」(だったと思う。浅野さんが主演だった)とは全く違う感触。
そういえば最近、あの事件の判決が収束して、ひさびさに本村さんがTVで話しているのを見た。
本村さんは再婚されていたらしい。支えてくれた人と。
途中そのことを思い出していた。幸せを望んだっていいじゃない。むしろそうあるべきだ。
映画はそれとは全く違う方向へと転がってゆくのだけれど。


復讐がテーマだけど、それだけでもなく・・・長いだけあって他の要素がたくさん入っている。
おもしろかったし、すごかったけど、私は巷の評価ほどは良いとは思えず。やっぱり長い。
あの時、あの人に会わなければ、あの言葉に引っ張られなければ・・・そう思うだけ。



午後から、映画館に行く。
ユナイテッドシネマ。
サービスデーが変わってからがっかりしていたんだけれど、
実は会員になるとちょうお得!ということを知って、
早速入会したよ。クラブスパイスカード。即発行。
調子に乗って、2本観た。



「この空の花」
長岡生まれのわたしは、始まってすぐ泣きそうな気分だった。
半分は親切設計のドキュメンタリー。でもファンタジー
長岡に関わりがないと、もしかしたらつまらないのかもしれない。
この街の歴史を紐解くような流れ。私も小さい頃勉強したはずだけれど、知らないことがたくさんあった。


日本の中の戦争と、外国との戦争と、原発と、中越地震と、震災と。
花火の陰には様々な人の歴史が絡み合っている。


ふるさとにあるのはよい思い出ばかりじゃないけれど、長岡の花火は大好きで誇りに思ってる。
それはただの観光用の花火じゃなく、追悼と復興を祈るためのお祭りであり花火だから。



不思議な手触りは、大林監督だからこそ。
私はファンタジー映画はそれほど好きじゃないけれど、大林監督のファンタジーは好き。
郷愁が感じられるからなんだと思う。
歴史の影に隠れていた市井の人に手を差し伸べてくれて、光をあててくれて、ありがとうございます。
お礼を言いたい。


画面で見るフェニックスも三尺玉も圧巻。
だけど、本物はもっとすごい。
なんでだろうね、泣ける花火なんだ。力強くて願いがこもっていて。
私、去年見にいけなくて、ユーストで中継観ながら泣いちゃったもの。



「しあわせのパン」
思っていたとおりの雰囲気の映画。ゆっくり。映画が、というより立ち振る舞いが。
ただ、あがた森魚がよすぎた。
トランクを開けるシーン、もしかして!と思ったら、本当に予想通りの展開に。
だって、あがたさんだもの。そうこなくっちゃね。と嬉しくなる。


私、子役とおばあさんに心がひっぱられてたけど、そっか朝ドラ「おひさま」メンバーだね。
と思ったら、そうそう知世さんも「おひさま」だったわ。思い出した。


ラスト〜挿入歌に泣かされる。
矢野顕子×キヨシローの「ひとつだけ」
何度か聴いている曲のはずなのに。泣けて泣けてしょうがなかった。




わたしの「偶然アンテナ」が反応してくれたんで
アッコちゃんのビューライブ、行くのだ。シフト願いも済ませ、
この前「発売日のチケット購入」つーのをひさびさにやってみた。とれた。
ビュー福島潟の展望ホール、ちょっぴり思い入れがあるの。