ぐ . るぶる ver.20

ナツ もしくはnatsuまたは夏 が書いてます。残す場所。

日本画100年のきらめき@万代島美術館

以下、ほとんど私的メモ。
招待券をいただいていたのだけど、ダンナは仕事残ってるし、しぶそうだからいいやーと言っていた。
でもなんだかもったいないような気がして、学生時代の友人誘う。
私、人と美術館行ってもお互いのぺースでみちゃうのだけど、今日は違う。
ふたりで、あーだこーだ言いながら。かなりおもしろかった。


明治から現代までの100年あまり。
キーワードは朦朧体。
こりゃナビ派の世界だよなー、とか。これはゴーギャン?これはマティス?...かとおもうとノーマンロックウェル?もしくは絵本の世界??
まさしく今の漫画、イラストレーションを掛け軸にしたような作品も。もしくはまるでセル画のようなものまで。現代を生きていたら、この人絶対アニメーターだよなー。なんて考えたり。
洋画に感化された作品がたくさんだった。


学生時代、手をかけた日本画は、和紙に膠を擦り込んで、岩絵の具の顔料にまた膠を混ぜて着色するという方法だった。専攻生は 女性&植物&文様、んで薄塗っていう作風が圧倒的に多かった。たぶん、教授の影響だったんだろなー、と思い出話。
だから、ああここまで厚塗で、まるで洋画の絵の具のように見せることもできるのに感心する。
もちろん、土台も絹を使うというところでも表情が変わってくるのだろうけどね。


とにかく近代〜現代の日本画は、どんどん新しい方向が見えてきていておもしろい。
地味そうな展示だなーという予想を裏切って(チケットの画がそんな感じだったの)、かなりカラフル&マットな展開に、なかなか満足。
結局なんだかんだとポストカードを2000円くらい買込んでしまった。異国へ手紙書いて送ろうかと思うよ。