ぐ . るぶる ver.20

ナツ もしくはnatsuまたは夏 が書いてます。残す場所。

友人の誕生日プレゼントを物色しに会社帰りにちょろっとお店を覗いてみたら、
あらあらら...結局自分のためのバッグ買って帰ってきたという、なんだかどうしようもない展開ですよ。

物欲がないわけじゃないんだけど、なんだかめんどくさくってあまり買い物というか探し物に行く気になれず。
という感じだったので、まあたまにはいいか...とおもいつつ、あああー我慢生活しようと思っていたのにこのザマだよー、とちょっとだけ反省。
でもね、すごーーく悩んで買ったんだよね。買うべきか買わざるべきか...。その答えがコレだから、まあよしとしようかと。
でも、昨日ひゃっかてんでたまたま見かけたスカート(白地に緑色の刺繍付き)もワンピース(フレンチスリーブの厚手黒。重ね着したい...)も超かわいかった。買えるものなら欲しいんですけど...

                                    • -

映画3本


ということで、ほったらかしの映画3本の感想を書こうかと思うんですが。
ネタバレ部分からはそう書くことにしようかとおもうので。


◆「愛してよ」@シネウインド
http://www.aishiteyo.com/
この映画、オール新潟ロケ。でもって新潟先行上映なのです。それも新潟で3館同時上映だよ、気合い入ってるなぁー。
ロケ地は朱鷺メッセ、NEXTに芸文に県民会館。ラシントンカフェにジョイアミーア(今はちょっぴり外装変わっちゃったんだけど)にメディアバー。アナスタシア号まで。ロケマップ観るともっとたくさんのところを使っているのもわかるけど、新潟市民ならよく知っているあんな場所。
でも、この映画で観ると新潟の色はほんとにどんよりしてるなー、って思っちゃうんだよね。なんかさみしい(笑)
おんなじ新潟でも、「blue」の画はすがすがしくて美しい新潟満載だったのだけどな....


この映画、バツイチのステージママ(西田尚美)とその子供(塩顕治)を描いた話なのだけど、
子供をもつ母親には観てほしいな、って思う。
ひどいことだけど「あんなこと」考えたことあるひといるんじゃないのかな。
私も子供を持ったら「あんなこと」考えそうになりそうで怖いと思うから。
あと、今の子供って大変だなぁって、なんだかぼんやり考え込んでしまう。もちろんいつの時代でも子供は大変だけど、
今の時代、母親は母親だけで生きていきたくない、って思う人が多いと思うから。子供は突き放された存在になってるような気がするんだよね...


この映画、ほんとは私、もっとほんわかしたあったかい感じの映画を想像していたのね。



//////////....ってもうネタバレにしようかと.....
違ったんだよね...。実はかなり重いしきつい主題の映画なんだよね。
西田尚美演じるママの持ち前のテンションのせいで、どうにか明るくなってはいるけれど。
観てる間、こころがざわつく。あんまり気持ちよくなれない。
それは、死とか、いじめとか、そういったものがポンポン飛び出しちゃってるからかなぁ?


主人公は、子供なのか?それともママなのか?どっちだろう??
どっちもか....
みんな、愛されたい、愛してよ、ってそう願ってるんだなって。そう思えた。
最後のシーン、ものすごくほっとしたのは、ママはケイジのこと愛してるんだってやっとわかったから。
突き放されていたケイジに安心が戻ってきたから。
そして、ママもそれが同じだったから。


ママとケイジ役以外、私はあんまり興味が持てなかったのだけど、この人だけは別格。鈴木砂羽、やっぱり好きなんだなー。




メゾン・ド・ヒミコ@ユナイテッドシネマ新潟

///ネタバレありですよ


えーと。えーとですね。
期待してた割には、私には感動とかするような話でもなかったです。
それはなぜかといいますと、...私がゲイじゃないから、なんだろうなー。それに私は別にゲイがキモイとか特に思ってないし。だから、だれの気持ちにもなりきれない、ってとこですよ。


だけど、登場してくるひとたちが、いちいち魅力的だし、いろいろな要素がもりこまれているから、この映画はおもしろさがあるのかな。
オダジョーも柴咲コウも、そしてヒミコ役の田中泯もよかったけれど、私はゲイ役のみなさんのほうが印象的だったよ。もちろん、ルビイちゃんと山崎さんを筆頭にね。
実は結構深刻な話(親子の話、性別の話、性の話、老後の話、愛の話、欲望の話、家族の話etc...)ではあるのだけど、あんまりしんみりとさせずに、明るく騒いじゃう感じの展開がよかった。
しんみりしてたのかもだけど、楽しい展開しか思い出せなくなってます(笑)
ピキピキピッキーに、コスプレファッションショーシーンに、ダンスシーンに...すごく好き。尾崎紀世彦の「また逢う日まで」(アレンジされてるけど)も、あのダンスホールもいいっす。あんな店、行ってみたいもん。


柴咲コウのブス役は、確かに愛嬌のない面=ブスではあったけど、でもさ、やっぱりどうみても美人なんだよ(笑)そしてあのスタイルのよさ。映画の中で、ブスって言われても、バニーが似合わないって言われても、「ウソでしょー、そりゃあ世の中の女子にイヤミというもんだなー」、と思っちゃうんですけど
もちろん、だんだんと表情や言動がにこやかに明るく変わっていく様子は、よかったけどね。
オダギリさんは、やっぱりキレイだね。後ろ姿、あの腰の高さとオシリに見惚れない人はいるのでしょうか?白いスーツ似合いすぎるし。
田中泯さんはもう存在自体がかっこよすぎる。ひとめみてヒミコ、って感じ。
でもね、この主役級の3人より、やっぱりゲイさんたちに私は惹かれるんだよね。
あと、脇役の西島さん(ほんとに嫌な男役だった)とゲイに惚れちゃう中学生くんも、いい味。

それから写真のお母さん役は藤井かほりでしたか?この人、さいきんそういう地味な役多くないですか?リンダリンダの教師役とか。


なんだろうなー、この映画は。
どこをどうつかんでいいのかよくわかんないんだけど、もっとおもしろい映画もあるとおもうんだけど、
でもなんだかこれ見終わってちょっと気持ちが温かくなる。
テーマはなんだろ?人と心が通いあうことの気持ちよさ、とかそういうものなのかな。


ただ気になるのは、解決してないこと。この先どうやってこのヒミコを続けていくの??ということ。
答えもないまま終わるのね...。ねえ、どうなるの?

            • -

いったんしゅうりょう。みどりちゃんにつづく。