ぐ . るぶる ver.20

ナツ もしくはnatsuまたは夏 が書いてます。残す場所。

クリスマスのまえのひ

23日
ダウン。一日寝てた。
気を遣ってくれたのかベットの脇でハナレグミのビデオを流してくれるが見る余裕もなし。
胃の調子も最悪。


24日
イブだというのに相方はお仕事。
休日をムダにしてしまった罪悪感。
胃の調子いまいちだけど、せめてケーキとチキンくらいは買わなくては。


図書館の本5冊、ついに延滞。返しに行く。
停電とかで来れなくて…と言い訳しながら謝るが、係の人は笑顔で対応してくれた。
「停電の夜に」の本のタイトルに、あらっ!と反応。私と目を合わせて笑う。ちょっとなごむ。


出掛けに、ポストに赤い封筒。名前を見てあわてて封を切る。
気になっていた、ちょっと心配していたひとからのクリスマスカードとメッセージ。
びっくりしたけど、とてもとても嬉しかった。


伊勢丹でケーキ。昼前なのに人気ケーキには長蛇の列。
長蛇を避けてメールネージュのイチゴとサンタの乗ったごくふつうのホールケーキを買う。
柿安ダイニングでチキンをいろいろ。


ウインドで映画「ヘイフラワーとキルトシュー」
フィンランドのおこちゃま映画。
ロッタちゃんとか点子ちゃんみたいな感じかと思っていたけど、少々期待外れ。かわいいだけじゃダメだなぁ。
色はすごくカラフルで楽しいけど。気持ちの解ってあげられない両親にイライラする。
最後は、なんであんな暗い音楽で閉めるのか謎。ドタバタ劇だったはずなのに!なんか納得いかない。


次の回の「スクラップヘブン」もみるつもりが、なんとなく気が変わって館を出る。
ケーキを受け取り車に。どうしてもコーヒーが飲みたくて、帰り道にあるお店に何軒か寄るが、お休みだったりディナーの仕込みだったり...。
結局近くに移転した新しいモスへ。正解。緑のモスは居心地がよくなっていた。
手紙を読み直して返事を書く。
最近手紙がおっくうになっていたけど、どうしても今書きたかった。
レターセットは持ち合わせていず、メモ帳にインクの切れそうなペンだけど。


サラダとスープだけつくる。胃の調子あいかわらず悪い。
帰ってきたダンナも調子わるそうで遅い夕飯に。
テレビでフィギュアと、福耳の出ていたドラマ仕立ての音楽番組。


夕飯まで、ハナレグミのビデオをみていた。ハナウタフェスだけじゃなく、録りためていた、「サヨナラCOLORの演奏会」とか、「野外フェススペシャル」のとか。
演奏会は、clammbonドラムのダイスケくんとのやりとりや目配せがとても気に入った。
お台場のライブで今野さん(ROCKING TIME)と歌っていたボブマーリーがよかった!


永積くんの声は誰もが絶賛するけど、私もやっぱり絶賛したい。ききほれる声。いそうにみえてなかなかいない。こんな魅力的な声。


お互いの体調のせいで、夕飯食べきれず。ケーキも持ち越し。かわりに胃薬。


そうこうしてると夜。
鹿王と話をしている夢を見た。王はとてもいいことを言っていたようなのだが、何を言ったのかもう覚えていない。夢なんてそんなものか。
「停電の夜」という絵本を自分が描く夢も見た。田島征三ばりの豪快なタッチで。
目覚めてからもアイデアが頭に浮かんでは消えて行く。つくれそうな気がするが、実行する気力は今の自分にない。

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[ほん]

停電の夜に (新潮クレスト・ブックス)

停電の夜に (新潮クレスト・ブックス)

借り直しつつ4週間くらい手元にあったのに、読み切ることができず。ごめんなさい。
9つの短編集。だというのに4つくらいしか読めてないのです。
表題作『停電の夜に』は、毎晩一時間という停電の時間に、秘密にしていたことを語り合う夫婦の話。
崩れかけた夫婦が、話をすることにょって、回復していくのかと思いきや...
私の小さな期待は果たされなかったみたい。
話の内容ももちろんだけど、作者の描く空気。なんともいえない透き通った切なさを感じるのは文体のせいでもあるのかなぁ。