ぐ . るぶる ver.20

ナツ もしくはnatsuまたは夏 が書いてます。残す場所。

ただいま岐路にたたされているというか。頭の中いろいろなことがぐるぐるしていて、日記がかけない状態なのでした。


自分が考えていることが前向きなことなのか後ろ向きなことなのかまったくわかりませぬ。神様がでてきて右、とか 左、とか言ってくれたらさぞかしラクなのにね。


私も優午に問い掛けたいわ。
って優午って誰?? ....それは....伊坂の小説に出てくる喋るカカシなのだ。
「オーデュボンの祈り」なかなかおもしろかったです。長編ひさびさに一気読みしましたよ。



そういえば、リリーさんの情熱大陸みました??
私、CMに入った瞬間カクンと寝ちゃったみたいで、最後の方見逃してるんですけど。
リリーさんの字!!! 大好きです!
私、よーーうやく気づいたけど「字フェチ」なのかもしれない。好きな字を書く人には惚れます(笑)間違いなく。


しかし、やっぱり、東京タワーは何度読み直しても私は周りのひとのようには泣けないのです。
私なんか読み飛ばしてるんだろっか、とさっきも試してみたけど泣けなかった....
あれは、私が泣くべきものではなく、やっぱりリリーさん自身が泣くための本なんだと思うの。


私、ものすごく泣き虫だし、涙もろいし、ドラマみててもドキュメンタリーなんかみててもよくポロポロしてる、そんな人なんですけど
でも、なんでかこの本は泣けない。オカンがゴハンを一生懸命つくってる情景に目頭熱くなったりはしたけど。オカンが亡くなる部分ではまったく泣けなかった。文字が滝のように流れるだけなのよ。


人が亡くなる小説で泣いたと言って思い出すのは、瀬尾さんの「幸福な食卓」なんですけど。(あららネタバレだい)
これは、人が亡くなったことに泣くんじゃなくて、その後の、いろいろなもやもやにまったく気持ちが整理できなくてどうしようもなくなる主人公とその主人公に対するある人物の優しい気持ちに泣けるのであって...
でも、そんなのも、私だからなのかもしれないけどね。他の人はこれ読んでも泣けないのかもしれないし。
人の泣きのツボってのはやっぱりそれぞれなんだなって思います。


うまく言えないけど、リリーさんはよく「みんなが読んで泣きました。と言ってくれるけど、僕はそれ以上に泣いてるから」と言ってる。
そう、この本を読むだけでは、私はリリーさんになりきれないからなんだろうなって。なんとなくそう思ったりします。



東京タワーが本屋大賞とるのは予想できたことではあるし、ほんとに売れるべき本なんだとは思うけど、
いろいろ言われているとおり、今回は私も本屋大賞という賞の目的と離れちゃった気がしてます。
書店員さんが売りたい本=書店員さんのお気に入りの本 じゃだめでしょ。すでにバカ売れしてる本じゃなくて、こっそりみんなに教えたい本〜、ってのをプッシュして大賞にしてほしい。
「えー、こんなおもしろい本あったんだー。しらなかったー。さすが本屋さん」って言わせてほしいんだなぁー。


でも、東京タワーが大賞になったときのニュースのインタビューで
「オカンにいいお墓たててあげられる」と言っていたリリーさん見てたら、
素直に、ああよかったなぁー。って思ったんだけどね。


あーあ、すっかり東京タワー話で終わってしまいました。すみません。今日はこれにて。