ぐ . るぶる ver.20

ナツ もしくはnatsuまたは夏 が書いてます。残す場所。

信州松本小旅行


たべたもの。見たもの。買ったもの。いろいろ
短くするつもりが、やっぱりうまくまとめられず。おいおい、っていうほどダラダラになったのでたたむのです。
カメラ不調につき写真なし(笑)
松本は歩くのにちょうどよくできた街だと思いますよ。探検したくなる。


帰ってきてからLEEで雅姫さんが松本&安曇野旅の特集やっててびっくり。
行ったとことか行きたかったとことかかぶってるので、気になったらどぞ。まだ売ってるよ?


5月6日 1日目
長岡でまちあわせ。の1泊2日のふたり旅。
天気○。高速道路脇ではまだまだ桜も咲いてるよ。雪もあるけど。
あまいものたべまくり、の旅の予定!と友人に宣言してたわりには
前日までのお菓子食べすぎモードでお腹の調子悪くて心配。私ってバカ。

・とか言ってるけど、さっそくSAでソフトクリーム(笑)
上りの小布施SAは奥の方に向かうと、なんと駅の道に繋がってて。
ひろーい噴水公園とか美術館とかあるの。
友人と私で、栗ソフト&高原牛乳ソフト。
ついでに、長野土産の蕎麦パスタとか七味唐辛子とかついつい買っちゃう。気が早いー。
・松本ICまで約3時間。松本駅周辺の繁華街を通って、小路に入る。...と中町通り。蔵の通りで有名なとこ。あの蔵作りの白い格子の壁は「なまこ壁」っていうらしいですよ。


・さてと予約してたのは「まるも旅館」
松本といえば「まるも珈琲店」が超有名なのですが、その裏手に旅館の入り口があってお泊まりOKなのだ。創業140年とかの小さな旅館。8室くらいしかないから予約できたことラッキーだったのです。でもGWじゃなければもっと楽にとれるのかもね??安いし。
ちなみに、ネットで調べても宿の情報はあんまり載ってないんですよ。なぜか。
・チェックインしようと入ったら出てきた旅館の女の子がちょーうかわいらしくてびっくり(笑)まじまじ見てしまいましたよ(ゴメンナサイ)
ほんとうにちょっと間違えたら民宿みたいな感じなんですけど、でもやっぱり旅館。古いのとレトロなのとの境目みたいな旅館なのでした。


・近くの蕎麦屋「野麦」でソバ食べたかったのだけど、まるで休日の宇都宮餃子ばり(笑)の行列〜
待ってもよかったけど、並んだのに終了で食べられないのは困るなぁーと本日断念。
・で、すぐそばにあった「カレー専門店デリー」
昔ながらの老舗カレー&珈琲屋。ここも有名店。
混んでたけど回転がいいのか待たされることなく。
友人の「チキンインドカレー」も私の「ポークカレー」も思ったよりずっと甘口だった。辛いのにしてもよかった。辛さもリクエストできたみたいだし。
カレーはルーとお肉だけのシンプルなもの。ルーは小麦粉練ったんだなーって感じのとろみ。懐かしい感じのカレー。でもスパイスは利いてるかな。
2人の正直な感想は「ふつー」(笑)でした。今ってカレー専門店だったらもっと本格的なところいっぱいあるしね。
だけど、なつかしの「ライスカレー」っぽいのが食べたくなったらどうぞ、です。ハンバーグカレーとかもありましたよ。


・周りの通りはクラフトのお店やらが軒を連ねる感じ。骨董屋さんや民芸品店。隅から気になるお店に入って出ての繰り返し。
イベントスペース蔵シック館で展示してた作家さんの、陶器なのに漆がかかってる器!がめちゃくちゃ気になった。でも買えない。
「ちきりや民芸店」「グレイン・ノート」でお箸や漆の茶さじなどちょこちょこずつ買い物。
「陶変木」でまたまた箸と木を磨いた茶さじとサラダサーバー。なんか気づくと箸ばっかり買ってた(笑)
とにかく気に入ったお店が「陶変木」さん。私のツボにはまりまくり。センスいいなぁ。
かといってただ眺めるだけのキレイなものではなくて、使えるもの、使いやすい台所雑貨がいっぱい。高級すぎない。だけどチープじゃない。
ガシガシ気にせず使えるけど美しいもの、きちんとしたもの。わー欲しいものたくさん。
箸ひとつにしても、修理とか塗り直しとかやってるんだそうです。
・通りの角には「井戸」があった。調べたらここ何年かで中町もかなりリニューアルしたらしいけど、古いものもちゃんと残している通り。


・行ってみたかったカフェ「gargas(ガルガ)」に移動。中町からはちょっと離れてまつもと市民芸術館方面へ。通り道にあった天然酵母のパン屋さんにこころ奪われる友人。帰りにパン買ってたし。
勝手に場所の目星を付けて会館の奥の方をてくてくあるいていくと、ありました。「ガルガ」が。
小さいお店ゆえ、4.5人での入店はお断りすることもありますって但し書き(笑)
2人掛けテーブル2つ、カウンター5席くらいのちいさなカフェ。デッドストックの食器とか手作り手芸っぽい雑貨なんかもおいてある。
私はここで念願のユルリナっていう小冊子を購入。(ネットでも買えますよ)松本行き決めたのもユルリナブックさんの影響がちょこっとあるかも。
コーヒーは「アメリカン」にしちゃったばっかりにほんとにお茶みたいなコーヒーがきちゃったけど、好きな味だったから普通にブレンドにすればよかったな。
小さい店だけど2階もあるのです。といっても屋根裏部屋みたいな天井低いつくりのミニギャラリー。展示も場所もなかなかおもしろかった。


・市民館の裏の小川には、カモが2匹。ふつーに水浴びしてました。
・トイレを借りに劇場の中に入ると、メタルマクベスの日だったので人がいっぱい。
大きくて結構ゴージャス感のあるホールだったと思う。インフォメーションでは芸術・音楽・演劇雑誌も豊富に販売していてgoodな感じ。長野の情報誌とかもいっぱいあったな。新潟の芸文も真似してほしいとマジで思いましたん。
・会館の前でシクロみたいなトゥクトゥクみたいな、自転車人力車発見。なんとかタクシーっていうらしいよ。やっぱり乗ってみればよかったなぁ。
・もどって、まるやさんの前の川をあるいて渡る。小さな橋ももちろんレトロチック。そして川がまた綺麗な川なのだ。山の中の小川みたいな...。そしたらちゃんとカモ泳いでたし。うんすてき。


・まるもさんの目の前の橋を渡ると、縄手通り商店街。
下町みたいな、もしくはアジアの屋台みたいな、雑多な感じの商店街。
そんでもってここ、かえる通りなんだよーー。いたるところにかえるの像。
びっくり。6月にはなんと「かえるまつり」が控えてるらしい....。ケロインパーティー(ハロウィンパーティーのパクリ)とかあるらしい。くだらない笑いが落ちてそうな通りなのですよ。ツボ。
たいやき屋さんでソーセージたいやき購入。マヨネーズとソーセージ入り。薄皮カリカリ。焼き立て、超おいしかった。
・通りの裏手に入って発見したケーキ屋さん「マサムラ」
きちんとした洋菓子屋さん、って雰囲気の店。でもゴディバのチョコなんかもちゃんと扱ってンのよ。
ここの店、紙ナフキンとかケーキの敷き紙のデザインがまたレトロなんですよーー。
ふたりでシュークリームとかついつい買って近くの公園でいただきますー。食べてばかり。
シュークリームも種類がたくさんあるの。友人の食べてたスイス風シュークリーム(カスタードの上にぐるぐるの生クリームの2段重ね)がすごくおいしそうでした。
でもここのイチ押しはベビーシュー(105円)らしいです。あーあいっぱい買っておけばよかった....。
・となりのアイス屋さん「スギヤ」も気になる私。アイスキャンディー40円(!)の店なの。
でもさすがにまた明日。


・せっかくなので、繁華街探索。パルコや飲み屋街通りつつとうとう駅前まで。
百貨店かスーパーらしき建物発見。入るとヨーカ堂系列のエスパというスーパーでした。
そこのお菓子売場で「マサムラ」発見!なーんだここでも魅惑のシュークリーム買えるのね。
・夜は近くのイタリアンっぽいところに行こうとしたらいっぱいで、近くの中華料理屋さん「薬膳飲茶 謝藍」へ。中華街のお店のように、コテコテデコラティブな外装。でも中に入ると結構暗めでとっても居心地よかったー。
料理ももちろんおいしかったのだけど(米粉麺と胡瓜の冷製前菜が美味ー)
驚きはその後にあった!食後に中国茶と甘いもののサービスがあるとのことでワクワクしながら待ってたら....
中国人っぽいお兄さんてば1メートル以上はあるとおもわれるながーーーい注ぎ口のついたじょうろのようなやかん(赤い布が巻いてある!)を持って登場。
剣士か?と思うような見事なパフォーマンスで小さなお茶わんにお湯を注ぐのでありました。
これお見せできないのが残念なほど。思わず拍手したくなりました。サプライズ☆


・旅館の目の前にあるはずの24時間スーパーセイフーがないんです!駐車場になっちゃってるみたい。きっとこれダイエー系列で、なくなっちゃったんだろうなぁ〜。探し回っちゃった。
でもぐるぐる探索したおかげで「はしご横丁」の存在もわかったからよかったんだけど。
・それにしても、松本ってまわればまわるほどおもしろいものが落ちてるなー。駅から松本城あたりまで歩いて廻れる範囲なのもツボ。お散歩探検のしがいのある町だと思うのでしたよ。


・明日のことも考えてはやめに旅館に戻る。古い旅館だからといちばん気になっていた水廻りも、全く問題なし。トイレは木の匂いが香るほどキレイ。最近改装したんだろうなぁー。
まるもさんは、とにかく一度体験してみたらいいよー、って言いたくなる旅館。
内カギしかない小さな和室に通されて、え〜!って思ったけどそれはそれでいい感じなのです。古いおうちのつくりとかもなかなか勉強になりますよ。
お風呂は古いタイルの家族風呂だけど浴槽も桶も椅子も桧だったし。
そして楽しみにしていた食堂での朝ご飯も、おいしそうーな朝ご飯。


松本民芸家具の並んだレトロというより昔チックな食堂で待つと、お膳がやってきた。
イワナの焼き物に、やわらかな厚焼きタマゴ。でっかーくて甘いきれいなイチゴがごろりと添えられ。
さやいんげん(だけど平べったくって徳大サイズ)の胡麻和え
浅漬け、海苔、三つ葉と豆腐の味噌汁という、純和風の味わいぶかーい朝ご飯でした。
なんかこう天然生活を地で行ってる感じ。ごちそうさま。


という2日目の滑り出し。
朝食に満足しつつ、だらだらチェックアウト。
ようやくとなりの「まるも珈琲」へ。
すごーくいい感じの店内。モーツアルトが流れるような渋くて暗い照明。でもかなり広い。家具はもちろん松本民芸家具。そしてトイレのドアとは思えない会議室のような重厚なドアを開けるとちゃんとウォシュレット!(笑)
それからお店の給仕のお姉さんが、昨日の旅館のかわいいお姉さんでした。なるほどー繋がってるんだもんね。お化粧も今風なんだけどレトロっぽいブラウスしててすごくこの空間に似合っているひと。かわいいなぁ.....
朝からケーキセットを頼む私。ベイクドチーズは柔らかくて酸味の利いたちょっと懐かしい味。珈琲もおいしかったけど、こっちも酸味強めかな?


・ひとつ行き忘れてたことを思い出して、中町通りのいちばんはしっこにある老舗和菓子屋らしき「翁堂」へ。翁堂って街中にもでっかーいビルがあったし、上土通りにもビルあったし、有名なのねー。でも、ここで買うのは和菓子じゃないんです(笑)
お店に入ると焼き物がちょこちょこ置いてあって。お店の人が「奥の方もどうぞ〜」というのです。
奥に小さな中庭があって、その奥にはまたまたギャラリーが2つ!言われなきゃわからない。まさに隠れ家なギャラリー。
ひとつはお菓子の博物館。大昔の(ここも100年以上前からの老舗らしいです)のお菓子の型とか意匠集などなど。資生堂の昔の花椿のあのマークの木型にちょっと感動。
もうひとつは作家物の陶芸作品の並ぶギャラリー。ここで三つ足のついた白い作家ものの和風マグをひとつ購入。おみやげ。


中町通のオススメはいろいろあるけど、私はやっぱりこの「翁堂」さんと「陶変木」さんをお勧めしたいのです。私好みでした。
中町通りは、かわいいものというよりも古いものとか作家さんのクラフト作品が並ぶ通りなんだな。


美容院の上にあるというカフェsalon as salonも気になったのだけど、お茶したばかりだしなとなんとなーくパス。そして、ようやく「松本城」めざす。


・途中で結局「スギヤ」さんでソフトクリーム。また食べてる(笑)ここのは牛乳というよりも生クリーム食べてるみたいなつるつるなめらかソフト。わりと甘め。
スギヤさんは昔ながらの冷凍ショーケースを使っているアイス屋さん。昔ながらのアイスクリン風なものも多いみたい。でもあなどるなかれ、種類めちゃくちゃ豊富ですよ。


松本城までも歩いてすぐだから、この界隈に宿を取って正解だったかも。このへんは現代的すぎないちょっと古ぼけた旅館や、蔵を意識したホテルなんかも多くて、そういうのが残っているところが松本のステキなとこだと思いますよ。
あと、大正ロマン風な建物やら(ほんとに大正だそうですが)、映画館なんかも点在してるのだけどそれも昔からあるーって感じの劇場チックな懐かしの映画館。
この外観のまま残ってるのにもすごいなぁーと感心。なくならないでほしいなぁ。古いものが残ってるのも松本のいいところだから。


松本城はちょっと雨。ひろーーーい外堀。天守閣のめちゃくちゃ急な階段。(勾配55〜60°とかなんだよ!)
それほど興味なくても中登るのは楽しめます。スカートはやめといたほうがいいと思うけど。
時間がせまっていたので、速足で松本城と隣の資料館を見て退散。
そうそうお堀には、白鳥が1羽優雅にたゆたってました。カモといい白鳥といい、鳥ものんびりした感じなのですよ。


ホテルの駐車場に戻って車脱出。お蕎麦食べに移動。昨日の野麦の蕎麦も食べたかったけど混んでるの目に見えてるから(とにかく席が少ないらしいのです)次に気になっていた「そば処 もとき」
ここの蕎麦は吟醸蕎麦、とかいうらしく、3割も磨いた蕎麦。とにかく透き通っていて、まるで糸蒟蒻?って思うほど。そのぶん香りはないけど、でもそれに勝るのどごしとか透明感とか。天麩羅もおいしかった。ごちそうさまでした。
東京にもひとつ支店があるそうです。日比谷公園目の前。


すぐちかくの「重要文化財 旧開智学校」へ。レトロだけど美しい建築様。あと信州が「教育県」になった理由がわかる気がしました。板張りの床をギシギシ言わせながら教室の展示を見。開智学校手ぬぐいをウケ狙いで購入して、私のお買い物は終了かな。
本当は、松本民芸館に行きたかったのだけどちょっと郊外のようなので残念ながらパス。またいつか。


・最後の最後に「ホテル花月」ティールームでふたりでシフォンケーキと珈琲。甘いものも食べ納め。ここの珈琲は私好みでありました。
花月も蔵ならぬお城みたいなホテルなのです。ティールームももちろん松本家具。アンティーク風だけどまるもさんよりもずっと明るめな喫茶店でした。


最初は浅間温泉の日帰り温泉に入ろう〜とか安曇野まで足延ばそう〜とか考えてたけど
意外に時間はないもので....。
3時に長岡を目指しても到着は6時すぎ。そのあとお互い1時間くらいかけて本当の家に帰らなくちゃ、ってことで残念ながら松本はこのへんでおしまい。
帰りもあいかわらずSAやPAで最後のお土産買いまくり&休憩しまくりながら無事長岡へ。おつかれさまでしたー。おつきあいありがとう>友人。おかげで楽しかったです。
そうそう、ナワテ通りである「かえるまつり」は6月10.11。また行かなくちゃ??