ぐ . るぶる ver.20

ナツ もしくはnatsuまたは夏 が書いてます。残す場所。

カミュなんて知らない」という映画を観てきましたよ。
http://www.camusmovie.com/


えーと、とある大学の映画研究部 映像ワークショップ の授業を舞台にした青春もの、といったらあってるようであってない??


柏原収史吉川ひなの前田愛のほか田口トモロヲ黒木メイサ玉山鉄二、そして教授役は本田博太郎〜(って書くとどうも、グル魂のあの歌が頭を〜)
で、気になった俳優さんは、半主役といってもいい池田役(撮影映画の主役)の中泉英雄、綾役(撮影映画のスクリプター)のたかだゆうこ。これから有名になりそうな気がする...。


しょっぱなから大学構内の長回し。この冒頭からすっごーくおもしろそうな予感がしてたのだけど...
なんかねーー。大学生ってこんなんかなぁ。しっちゃかめっちゃか。
文学部ってこともあって、題名どおりカミュの異邦人だったり、サマセットモームだったり、ベニスに死すだったり、アデルの恋の物語だったり、外国文学がでてきたり文学的もしくは哲学的な言葉を口に出したりもするんだけど、
本人たちの中身はぐちゃぐちゃで。振り回したり振り回されたり、発展途上の若者なのだなぁ。


キーワードは「どうなるのか試してみたかったの」ってとこでしょうか。


恋を試すのはともかく、人を殺すのを試してみるのはいかがなものかと。
まあそういう、実際にあった事件を題材に彼ら大学生は映画を撮るわけなのだけど、
ラストがほんとにわけわからん。ラストの映画のクランクインのシーンが一番身に迫って来るわけだけど、あれは現実なのか映画なのか、全く理解ができなくてちょっと後味が悪い感じ。
ここでおわり?なの??って....
面白かった?と訊かれたら、ちょっと迷って、面白くなかった、と答えるかもしれない。オススメは特にはしなくてもいいかなぁ、って感じ。


よかったのは、学生映画監督役の柏原くんの女性に対しての超ダメ男加減と、その彼女ひなのさんの、ストーカー女ぶり。というかこの役ホントに精神病だと思うんだけど。なんでだれもフォローしてあげないのか。不思議だよ(笑)
これらをよかったと素直にいっていいものかは疑問ですけどね。
あとは池田役と綾役のふたり。


それから映画の色が好き。長回し加減。映画のトーン。話うんぬんより映像がすごく気に入りました。はい。


つづく
で、思い出したのが、最近読んだ本。