◆Sweet Blue Age /V･A
７人の作家さんたちの青春？アンソロジー。
このなかの一番目、角田光代の「あの八月の」
も夜の大学に忍び込んで、映画研究会の部室で昔をビデオを見て懐かしむ、
ってだけな話なんですが。
三角関係ならぬ○角関係みたいなしっちゃかめっちゃかだった学生時代、映画研究部の恋愛関係、そしてその後...
「カミュなんて〜」の世界とちょっとリンクして見えちゃったり。
彼らにも、角田さんの小説みたいに「あのころ」を懐かしむ頃がくるんでしょうか？？
なーんとなく借りてきちゃっただけで、
名前は知ってるものの読んだことない作家さんがほとんどだったんですが
日向蓬「涙の匂い」が優しい感じでよかった。あと有川浩「クジラの彼」かな。でもちょっと少女漫画チックな世界でもあるかも。
だけど他の作品もなかなかおもしろくて、全部楽しめる感じ。
やっと初読みできた桜庭一樹さんなんかの独特の文体も面白いです。なるほど、こういうひとでしたか。
最後の森見さんのだけまだ未読なんだけど、しょっぱなからインパクトありそうな異色感。読みます。
