ぐ . るぶる ver.20

ナツ もしくはnatsuまたは夏 が書いてます。残す場所。


とつぜん思い立って、
こんなの行ってきました。


http://www.n-ex.jp/index.php
長野の複合プロジェクト・N[エヌ]の発起・オープニングイベント
簡潔に言っちゃうと、「長野のアート」展&ライブ でござる。


どうなることかとおもったけど
これ、行ってよかったー。





長野日帰りひとりたび。
ふらーっ、で行けるつもりになってたけど
やっぱり遠いよ(笑)現地まで3時間半はかかった...。



なにも考えずにいきあたりばったり。場所も調べずに。
自分のその突発的な行動にちょっと驚いた日。すごいなー、私。


つづーく
つづき


イベントを知ったのは、2.3日前のことで。
なんとなーく、cinema dub monks 一度見てみたいなーと漠然と思ってたこともあり。(ハナレグミで永積くんと一緒にやってた曽我大穂さんの楽団)


あんまり車で遠出しなかった私も、最近、茅野やら松本やら富士宮やらに行ってるうちに、長野って別にひとりでもちょろっと行けるんじゃない?とかいう気分になってたの。


行こうかなーと思いつつも、諸々の都合で行けると決まったのは前日。
夜中に、もしかして電車とかでもいけるんかいな?とか調べ始めたり...。
結局車が一番便利だと思ったのはいいけど、場所よくわかんないし。
それでも、どうにか行けるでしょ、と超楽観的。


当日、スタートダッシュが遅くなり、限りなく午後に近い午前中に家を出た。
途中本屋で、長野市内の地図本を買う(笑)ほんとにいきあたりばったり。


長野市に行ったことなんて実は数えるくらいしかなくて。ちゃんと善光寺にお参りしたことも一度もない。
前回行ったのって、長野出身の友人の個展のとき??大昔....。


善光寺にたどり着いたときはすでに午後3時で。寄り道も含めて4時間くらいかかってた。
善光寺もさっと見ただけ。とにかく時間がないので会場探す、と意外にもすぐ見つかった。酒蔵さん「よしのや」。立派〜


2階にあがると、「長野でアート」の参加者の展示。
奥のスペースでは野菜を生ける!というパフォーマンスとかもしてたよ。セロリやカボチャとか....
イベント自体は長野で地域SNSを立ち上げるにあたってのお祝いイベントのため、なんとなく内輪な雰囲気が漂い。部外者の私は会場にいた人には声かけられず。


チケットの窓口のナノグラフィカさんに行くも、
お茶の間のようなカフェ「金斗雲」には、躊躇してしまい入れず(笑)
ここで、たぶん、本日の出演者タテタカコさんと思われる人とすれ違った。
ご自由におとりください、とある長野のフリペを少しもらって、雑貨をちょっとみて退散。
しかしそこでもらった手書きの町歩きマップが絶妙のすばらしさで。かなりお世話になりました。


時間もないので、そのマップも見ながら門前町の通りをさらりと探索。
松葉屋家具、ギャルリ&カフェ夏至、など。


どうしてもお茶飲んで休憩がしたかったので、またもやマップみながら奈良堂珈琲店めざす。
古びた商店街の中。
地図だけではわからなくて、ふりむいたところにあった交番に尋ねたら、すぐそこだった。


超レトロンな喫茶店。1Fには常連とおもわれるおじさまがた。2Fにあがると客はわたしひとり。
わたし、こんなふるーい喫茶店がスキみたい。ぼーっとしてると時間忘れちゃうような..。


そばとかおやきとか、長野で食べたかったものはあれど、この日は胃の調子がいまいちで(夜中にポッキー食べてたからか)なにも食べる気がせず。もったいないけど、時間もなかったからまあいいか。


そうこうしてるともう5時になっちゃうよ。
ってことで、よしのやに戻る。お客さんは座布団に座っての、アットホームライブ。



どうも、ひとりだし、ヨソモノ感が抜けずにそわそわ。どうしよう...とおもっていたのだけど、
始まったら、関係なかった。(あたりまえなんだだけど...)
ライブすごくよかった!楽しかった!
わー、今日来てよかった。と思えた5組のライブたち。


ひとり3.40分との話でだっただけど、結局終わったのは21時前くらい?4時間くらいやってたような..


終了後、時間も気にしつつ、せっかく長野まできたのだからと、
もらったフリーペーパー「日和」やミニ本「エヌ」(ライブご来場者に創刊号のプレゼント。すてきー)に載っていた「日和カフェ」(ごめんなさい、リンクしてたHPは全然違う日和カフェさんでした。長野のはみつからないなぁー)に寄ることに。

勘が働いてすぐ見つかった。
そこは、うわー、っておもうくらい居心地よさそうなカフェでした。地下なのに天井高い?本がいっぱい。食べ物も!
しかしやはり何も食べれずに「ホットハチミツレモン」のみ。
でもすごくよかったので長野に来たらここまた行くー。行きたいっ。


ライブのこと、つづく。

◆ライブ◆
以下5組。
長野に関係ある方もいるけれど、たぶんそうでないひともいる。はず。
この5組をえらんだひと、えらい。


●佐々木謙一
琵琶奏者。
まず最初に、会場の人全員に正座をさせて、深呼吸体操(というのか、気を入れて抜く、というのがしたかったらしい)しょっぱなから、予想外体験。
語ったり、弾き歌ったり。
最後は、「豊饒の歌」とのことで、
「祖母の田んぼのワラ」を1本ずつ配ります。と1本かと思ったら、1束ずつ(笑)配られた.
それを琵琶に合わせて叩いて、豊饒を喜ぶのですってよ。みんなでバタバタ。タンタン。タンタタン。...ってまたもや予想外体験(ソフトバンクより予想外だよ)


●CHOCOLATE TOWN ORCHESTRA
長野市で活躍してるバンドらしいのですが...詳しいことがわかりません。
ボーカルギター、ギター、ベース、パーカッションの4人編成。
これがまたびっくり。よかったーー。
私、これきけただけでも行ってよかったとおもったくらい。
ボーカルの人、山崎まさやんをもっとかわいくしたような感じの声(髪も同様、天パなのかしら?)ハープも吹くぜ。
しかーし、とにかく歌が、歌がかわいいのだよ。キャプテン(船長)の歌とか、
ハニーサンド(?)の歌とか、ちょっとブルースっぽいようなフォーキーなような...甘いけど、この声と演奏が絶妙〜。うまいんです。そう、うまいんですよー
4曲くらいしかやんなくてすぐ終わっちゃったんですけど、もっと見たかった。
CDほっしい。
売ってないのかなーと思ったけど会場にはでてませんでした....訊けばよかったな..


●ベートルズ
うっすくってちっちゃいかんじの女のひとひとり。
ベートルズっていってもわかんないひとも、「ピクミン」の「あいのうた」って言ったらわかるはず。それうたってたおんなのひとなのですよ。


ただの、ひとり弾き語りなのかとおもってたら...これも予想外!
すげー。このひとめっちゃよかった!
ちょう楽しい〜。うまい〜。「おしゃべり好き」らしく、曲も「おしゃべりうた」
みてるだけで、かわいい。そんでもって芸達者。(と言ったら言い方悪いかもだけど)
やることなすこと、笑いをさそう〜。
爆笑、とかそういうのだけじゃなくて、とにかくニコニコになっちゃう笑い。
このひと、また見たい、絶対見たい!って思った。私が新潟に呼びたいくらいです!
そのくらい。あそこにいたひと、絶対みんなファンになったよ、ね。
あと1曲、あと1曲、といいながら1時間近くやってました。でもぜんっぜん飽きない。
ギターもウクレレも、うまいなぁー。ベートルズだけにビートルズもやっちゃったりして。とにかく、見たい、見せたい、なのです。


●CINEMA dub MONKS

ここにくるきっかけになったひとたち。
3人組。ひとりはウッドベース。ひとりはハープだったりメロディオンだったり笛(って名前なんていうのかわかんない)だったり。そしてもうひとりは映像。
会場を真っ暗にして(非常口の明かりも隠した)後ろのスクリーンに映像を映し出す。
流れるメロディーは....語彙が足りなくてうまく説明できないけど、これって哀愁、とでもいうのかしらん。
ヨーロッパの昔の映画見てるときみたいな、そんな印象。ほんと、説明下手でごめんなさい。
でも、非常におシャレではあるけれど、人の匂いがするんだよね。あと街の匂いも。そこがお洒落で済まされないところなんだと思う。
終わったと見せかけて、最後、映像が付け足されてた。ただ、これがちょっと長かったと感じちゃった。会場の照明とのやりとりがうまくいかなくてハプニングがあったせいもあるんだろうけど、そう感じさせちゃったのは少し残念。


●タテタカコ
わー。このひとは...
ごめんなさい。ちょっとこわかったのです。独特。
パワーを吸い取られてしまうような気分がして。
途中、見つめていられなくなっちゃって、下向いて聴いちゃったり。
その独特な歌を聴きながら、
人と違うっていうことは才能でもあるんだろうなー、って思った。
最後の曲は、ちゃんと見て聴けた。この曲には光がみえたのかも。



おかげさまで、ものすごーく印象に残るライブでした。
辛口のわたしなのに、今年見たライブのなかで一番よかった、っていいたくなるライブ。
あ、やっぱ言い過ぎか?? 
でもほんとにありがとうございました。長野に感謝