さみしいので、1冊
中島たい子「そろそろくる」
- 作者: 中島たい子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/03/03
- メディア: 単行本
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前作の「漢方小説」はおもしろいけど、なんというか小説というより漢方に関する記述を書いた本、
ってイメージだった。それにからめて30代女性の情緒&体調不安定をかいてる本だったと思う。
ミソジ女としてはかなり共感できるけど、なにかいまひとつ足りないな、と思っていたけど
この本は、さらに凝縮された感じ。
このひとの書きたいものが明確になってきたような気がするのね。中島たい子ファンになりそう。これからもたぶん読む。
心と体。そのつながりが書きたいんだと思う。なんていったらいいんだろう、生物学的小説?ホメオスタシス小説??とっさにうまい言葉がうかばねー。困った。
ただし、男性が読んでも理解できるのかはわかりませぬ。女の子の体は所詮女性にしかわかんないわけだもんね。
あと、青山七恵さんの「ひとり日和」読みました。
前回受賞作(イトーさん)よりはおもしろかった。
「窓の灯」にしろこれにしろ、青山さんは自分と対極のところにある人を書きたいのかしら?となんとなく勝手に思ってみたり。