ぐ . るぶる ver.20

ナツ もしくはnatsuまたは夏 が書いてます。残す場所。

手仕事+現代美術+講演会+本屋

友人の個展で古町方面。
ポーセリンペインティングは、磁器の上に描く細密画。と言ったらいいのかしら。
描いては焼き、描いては焼き、で絵をつけていくのだそう。
すごいです。モチーフも、今までとまたがらりと変えてきていて、
植物だけでなく生物までも…
腕をあげている+パワーアップした作品たち・・・
こういうの見ると、なんかこう、世の中のてきとーーにつくられているものたちが
恥ずかしくなるというか。
やっぱり、いいものは時間をかけないとつくれないと思うのです。


最近、美術家の会田誠氏の言葉に感銘をうけた。
昔の美術雑誌をなにげなく見ていただけなのに、目が離せなくなってしまって、
勢いでその言葉を紙にずらずらとメモしてしまった。
私は、会田氏の作品が好みかと訊かれたら、好みじゃないなーと即答するけど。(スミマセン。いまや婦女子でも、会田作品ファンはかなりいるとはおもうのだけど)
でも、そこに書かれていた言葉で、わたしは一瞬で会田ファンにはやがわり。
そこには、つくるということに対する気持ちのようなものが書いてあった。
「めんどくさくていやになるけど、やらなければいけない。
手をかけたもの、めんどくさいもの、不自由なもの、それこそが芸術」
といったような内容なんだけど。
そのメモが手元に戻ってきたら、引用させてもらうことにする。
そういうことです。
いまどきそんな時代じゃないって言われそうだけど、
簡単にできあがるものを、わたしは受け入れたくないのだなーと。
手をかける、きちんとする、そういう過程を経たものを、尊敬する。選びたいもんだ。そう思うのです。



会田さんの話題をだしたところで、
こんな講演会「発想はここから生まれる」
http://www.niigata-nippo.com/jigyou/detail.php?id=d3222807bde9ccf34e44c0e210170043
石原正康幻冬舎編集者)×会田誠 対談
無料です!新潟日報太っ腹!
2週間くらい前に速報でポスターをいただいて、うわー行きたーーーい!と思ったものの
その日はどうしても体が空かない日なのでした。残念。
会田さんは新潟のひとだけど、石原さんも新潟のひととはね。




話それた。
んで、帰り道、上古町へ。
ひさびさに通ったなぁ。カミフル。
新アーケード工事のため、アーケードが取り払われていて
雨をしのげない古町はなんだかへんな感じ。
古本屋Fish onさんで物色。富士日記の文庫を手に入れた。
ついでに店主さんに雑誌の買取りの話とか。
うちにあるWIREDを引き取ってもらえそう。
芸術関連の本が増えるのを期待してます。