ぐ . るぶる ver.20

ナツ もしくはnatsuまたは夏 が書いてます。残す場所。

ジェイソンになりたい

先日、NHKつけたら、おもしろい番組をやっていた。
http://www.nhk.or.jp/bs/nywave/back2009_2.html#n03201001241830


BShiだと1月30日(あしたか)に再放送らしいので、よかったらみてね!


「ニューヨークウェーブ」という20分番組。
『ニューヨークウエーブ 大プロジェクト!800万人を描き尽くせ』

800万人あまりいるニューヨーカーたち。そのすべてをイラストにしようとういう、壮大な試みに取り組んでいるアーティストがいます。プロジェクトの名前は、エブリパーソン・イン・ニューヨーク。挑戦者は新進気鋭のアーティスト、ジェイソン・ポーラン27歳です。ジェイソンは毎日2時間街角に立ち、忙しく行き交う人たちをスケッチしています。その数は2年間で、8000人あまり。これまでにジェイソンは、さまざまなものを“描き尽くす”アートに取り組んできました。ニューヨーク近代美術館の展示品のすべてを12日間で描いたこともあります。そんなジェイソンが、すべてのニューヨーカーを描き尽くそうとする日々を追いました。


このジェイソンさんというひとは、とにかく描き尽くします。描いて描いて描きまくる!
街角のひとたちをスケッチしまくるのはもちろん、
MOMAで展示されている作品を片っ端からスケッチしたりもします。
描き尽した作品を売り込んで学芸員になろうかと思ってたって!
作品を全部知ってる証だからって。(さすがにそれだけではなれないと思うけど)
結果、なれなかったけど、作品集を出すことになって違った意味で成功したという・・・


うらやましいなー。
わたしもこんなことしてみたい!
と思わせられてしまって、食い入るようにみてしまった!


わたしも、美術館にいくと、紙と鉛筆をもって展示室に入ります。
でもわざわざ持っていくわけではなく、もらった紙の裏だったり、受付の人に「鉛筆貸してください」と頼んで、あるもので。
気になったものはメモするようにすばやくスケッチします。癖みたいなものです。


 ちなみに、日本の美術館・博物館は、ペン・インクは禁止です!だから鉛筆。
自前の鉛筆やシャーペンで描いていると、必ずといっていいほど監視員さんが「ペンじゃないですよね?」
と寄ってくるので、最近はわざと受付や監視員さんにその場所の鉛筆を借りることにしてます。
 ついでにいうと、食べ物飲み物、一切禁止だよー。
ガムも飴もふりすくもダメです。ダメなんだからダメ。(某お笑いの弟さんにもわたしが言ってあげたいくらいです)
ペットボトルや水筒は持ち込み禁止。持って入るときはカバンの中に入れてね。あと傘もだめだよー。
・・・・っていう、美術館の常識は、案外知られてないんだよなーと思わされるのですが
きちんと周知を徹底できてない、なんでってことも含めてお知らせしていない、今の美術館のシステム自体や美術教育にもほんとうは問題があると思う。
もっと、知ってもらう努力をしないといけないよね。雑誌にマナー広告出すみたいにさ。



なんで絵を描いちゃうかというと、図録を買いたい気持ちは山ほどあるのだけれど、図録っていうののは「重い」「かさばる」っていうのが常だから。
地元ならまだしも、わたしが見に行くときはたいがい、東京の端から端を殺人的スケジュールで歩き回ったりする強行軍なので、
とにかく邪魔になるのです。荷物が重くて、腕や肩が引きちぎれそうになることがしばしば。
だから、どうしても持って帰る!と思ったもの以外はなかなか買ってかえれません。一日1冊、よくて2冊。
欲しいけど買わないことのほうが多いです。
なので、ならば自分の手でこの画を残しておこう、と思うんですよね。あと、わたし基本的にメモ好きだから。


そんなわたしには、ジェイソンさんがものすごく魅力的に見えました。うらやましい。
あたしも、それやりたーーーい。
それからアメリカの美術館は、ペン使ってもいいんだなー、とか。
まあ、海外だと、撮影OKってとこも結構ありますしね。


番組の中で、リポーターの女の子がジェイソンさんに公園で絵のレクチャーを受ける場面があったのだけど、
絵を描くってのはある程度の慣れだと思います。
わたしは学生時代、そんな感じの勉強をしていたはずなのに、
学校では絵もたいしてうまいわけじゃなくて、たぶん劣等生でした。
卒業してから、やっぱり全然たいしたものじゃないけど、なんだか自分の絵が描けるようになりました。
うまくなくても、自分の絵、が描けたほうが数倍楽しいです。
受験用の石膏デッサンとかがうまいとうらやましいーーってなりがちだけど、
技術的なものだけだとそれはそれでおもしろくない絵になっちゃったりします。
巧い絵っていうのは、訓練すればある程度は描けるから。
そこから先が肝心なんだろうなーって思います。
もちろん、基礎的なものは必要だから、できるに越したことはないけど(これは何においても)
苦言をいうと、最近の漫画なんかはデッサン狂いすぎてて気持ち悪い絵とか多すぎるしね。



ちょっとまえ、友人から頼まれて、絵を描きまくってました。
っていっても、とあるアニメ映像企画のたたき台用の絵コンテ。
締め切りに追われて必死にマンガを描いて描いて描きまくっていたら、
アンパンマンドキンちゃんバイキンマンも、ジャムおじさんも、その他もろもろ、
いろいろなポーズをソラで描けるようになりました。
ま、アンパンマンが描けても自分オリジナルじゃないんで他に使うとこないんですけどーー。
ちびっこさんのお相手するのはうまくなること必至です!
これであたしもこどもたちの人気者〜


ということで、わたしからのごあいさつ。おそすぎだけど!


つづくかも