ぐ . るぶる ver.20

ナツ もしくはnatsuまたは夏 が書いてます。残す場所。

コクリコ坂から」をみたよ。


年末だかお正月だかに、ジブリの新作は「コクリコ坂から
っていうニュースのタイトル見たとき、え?まさか?あれじゃないよね??
って思った人、そうはいないと思う。


わたし、リアルで「なかよし」読んでたよ。
姉が買ってたなかよし。でも、このまえ聞いたら姉でさえもよく覚えてなかった。
わたしはあの頃、ちるる先生のマンガが好きだったんだー。
そのなかでも、これは後半シリアスなシーンも多くて
失恋しておさげ髪を自分で切る1カットが、小さかったわたしにはとっても衝撃的で、
脳裏に焼きついていて、忘れたくても忘れられないマンガになったの。
これで コクリコ=ひなげし って知った。
「てんやもの(=店屋物)」って言葉もこれで知ったし(笑)
海とか陸とか空とか、そんな名前に驚いたと同時に、すてき〜って思ったよ。(いまやあたりまえの名前になっちゃった)
でも結末がどうだったかとか、内容とかもうほとんど覚えてなかったんだけどね。


そんで夏になって、本屋で角川文庫のハッケン君ストラップ(シロクマめあて)http://www.kadokawa.co.jp/hakken/
につられて「コクリコ坂から」買っちゃって
読み直しちゃった。なつかしかったー

コクリコ坂から (角川文庫 み 37-101)

コクリコ坂から (角川文庫 み 37-101)


ほんとの千鶴先生の絵こっち。
当時の「なかよし」の漫画家さんの中では、大人っぽくてうまい絵だったと思う。

コクリコ坂から (単行本コミックス)

コクリコ坂から (単行本コミックス)


でもでも、映画はジブリだもの。
宣伝用の旗を揚げる海ちゃんのイラスト(駿画)にイメージ全然違う!とぶっとび、
そのあともフライヤーとか前情報を目にして、
映画はマンガとは全く別物、マンガにヒントをもらっただけ、
てのは自分でもちゃーーんと理解して、こころして映画は観に行ったよ。



その結果はー
うーん。物足りない・・・。です。
あっさり終わっちゃったね。
こういうのを予定調和というのですよね?
話がうまくすすみすぎです。山もない。みんないい人すぎ。まとめすぎ。
なんか後半は、急いでいる感じのまとめ方だったな。


あの時代(マンガとはまた別の時代だけど)のよさ、とか
横浜の風景とか、その雰囲気や背景はとってもよいと思うけど!ね。
それに、あのマンガのストーリーをここまでノスタルジー物語っぽく変化させてまとめた(こじつけた?)のは、ある意味すごいと思ってるし!!!


ただ、そんなんなら、タイトルもコクリコ坂じゃなくていいんじゃないのかな?
って思っちゃう私。
時代背景も登場人物も、内容も全然ちがうし、
なんたってコクリコ坂の名前にも触れてないし。


ちるる先生はどう思ってんのかな?佐山さんは??
今はもうマンガ描いてないのかなー。
メグシリーズとかのベタな青春少女マンガ、あたし好きだったなーー。
あの頃は「高校生」っていうのが大人に見えてたよなー。読みたい…