ぐ . るぶる ver.20

ナツ もしくはnatsuまたは夏 が書いてます。残す場所。

万代島美術館で、クレーとカンディンスキーの時代 を観る。


クレーとカンディンスキーの所蔵で有名な宮城県美術館と宇都宮美術館のタッグ。
宇都宮の改修休館にあわせて企画されたものとのこと。


もちろん、クレーとカンディンスキーだけではない19世紀末から20世紀初頭のドイツ圏の美術史。
分離派、ユーゲントシュティール、表現主義
カンディンスキーとクレーから繋がるバウハウスまで。
ベルリン、ウィーン、ミュンヘンetc…。歴史と美術の流れを知ることのできる展示。


今年「商人達の到着」を2回も観られたことに感謝。
20年もまえ、カンディンスキーの抽象画が苦手だったわたしが、カンディンスキー好きというようになったのは抽象画以前のこの絵のせい。
同じ「彩色ドローイング」という手法の「夕暮」もとても好きな絵。
「商人達の到着」はまるごと図録の装丁にもなっていた。買わずにはいられない。


分離派に絡んで好きなココシュカ、シーレの展示もあって、
帰りに、ショップのあったシーレの本も買う。
私、やっぱりこの時代のドイツ圏の美術周りが好きだよなー。
もいちど勉強できるものなら絶対このあたりを選ぶよなあーなんて思いながらも、
狂いそうなシーレの話を読むのでした。


エゴン・シーレ:傷を負ったナルシス (「知の再発見」双書)

エゴン・シーレ:傷を負ったナルシス (「知の再発見」双書)