ぐ . るぶる ver.20

ナツ もしくはnatsuまたは夏 が書いてます。残す場所。

舞台。重たい編

地獄のオルフェウス
レイディがヴァルに叫んだ言葉。
「あなたが必要なの。生きていくために。」
「あなたがいないと生きていけない」



そう言われたことはありますか?
わたしは…ありますw
(ダンナじゃないよ、ゴメン)



「居なかったらとっくに死んでた」「居てくれるだけでいい」
そう言われたこともあります。
(これはダンナか。過去に何度か死にかけたときに。でもなぜか不死身だけど!)




あなたがいないと生きていけない
この言葉って。どんだけ重いか…
そのくらい好きなんです。必要なんです。
それほど相手のことが大切で、好きになったことってありますか?
…って、
あるよ。ってどこかから声が返ってきそうだけどw
長く生きていると、そう思えるくらいのドラマティックな出来事のひとつやふたつはあるものか。
でもねやっぱり、そう思える相手って生きててそんなには会えないと思う。




その言葉をどれだけ受け止められるか。
そして、受け止めるだけじゃなくて、
受け入れられるか…



難しい。
相手の思いと自分の思い。
イコールであるように見えて、そうではないのかもしれない。
思いと行動をイコールにしたくてもできないこともある。



そう思える出来事は、辛くて苦しくてでも嬉しくて。
自分でも混乱してどうにもできなかったりする。



だけど、
それだけの気持ちが感じられる人生は、素敵。
最期に別れが待っていたとしても。



レイディとヴァル。死という別れでそれは終わってしまった。
死で終わらなかったとしたら?どう終わっていたのだろう。なんて考えてみたりする。
そしたら私は、この話にどういう次があったとしても、最終的には死が待っていたように思えた。



……
だから、
わたしは、好みの話ではなかったんだけどね…
希望はどこへ?希望はあるの?
死に行き着くまでの、この2人の近づいてゆく行程は希望だった、と言いたいのか。


わたし、舞台はあまり経験がないけれど、映画を見るのが好きです。小説も。
それは、いろいろな人生をみることができるから。たくさん教えてくれるから。
ただ、やっぱり微かでもいいから、希望を感じたい。
歳をとればとるほど、そう思うようになっている。
暗い話も、むごい話も、悲しい話も、もちろん受け止められるけど。




……
あなたが必要。生きていくために。
そう言った、あの人のことが頭をよぎって仕方がなかった。
わたしにとってはそんな舞台。




うわー暗いわ…笑
舞台のハルさんのことについてとか、きゃっきゃした話はまた改めますー