ぐ . るぶる ver.20

ナツ もしくはnatsuまたは夏 が書いてます。残す場所。

ウインドで「アラキメンタリ」と「SELF AND OTHERS」を見た。2本立て。


市美にて、荒木経惟写真展「往生写集ー愛ノ旅」をやっている。
コレクション展のほうでは、牛腸茂雄の「〈わたし〉という他者」
http://www.ncam.jp/


連動企画なのよね。
展覧会はまだ見てないのだけど、映画は1週間の限定上映らしいので慌てて行ってみた。


実は「SELF AND OTHERS」は前に1回見ている。それもウインドだったと思う。15年くらい前だよなーと思うのだけど、
映画の最後に2001と出てたので、あながち間違えてはいないみたい。
牛腸茂雄さんは、私が写真の仕事(カメラマンではない)をする前から好きだった写真家。はっきりと覚えているけど、名前を知ったのはSTUDIO VOICEだったと思う。
加茂出身で、脊椎カリエスで若くして夭折された作家さんだった。
当時一緒に仕事していたカメラマンさんが、偶然牛腸さんのことをよく知っていて、思い出話をしてくれたのが私にとっての思い出。

再度見返してみて、ああそうか、新潟のひとが作った映画なんだったんだっけ、と思い出した。
監督も音楽も新潟にゆかりのある人。
ただひとつ、びっくりしたのはナレーションが西島秀俊だったということ。全然気づいてなかったけど。


2つの映画、どちらもドキュメンタリーだけど、全く製法が違う。
そしておそろしいほど正反対。静と動。
見比べるのも悪くないなとは思うけど、映画としては、SELF〜は面白みに欠けるかもしれない。静というだけではなく、コラージュのような映画だから。

それでも、私は牛腸さんの写真がとても好きなんだけれどね。


アラキメンタリは、ヌード×アラーキーを中心に描いている。
アラーキーのパワフルさとか仕事への愛情が伝わってくるんだけれど、私は他の写真に関してのアラーキーももっと見たかったかな。
陽子さんは少し登場していたけど、チロはほとんどなかったしね。
映画は2004年の作品だった。


映画館でなんだか、とってもとっても懐かしい気持ちになった。
90年代にタイムスリップするような感覚。



最近荒木さんあまり目にしてない気がするけど、私の気のせいかな。とにかく、展覧会に行かなくちゃ。

SELF AND OTHERS [DVD]

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SELF AND OTHERS

SELF AND OTHERS

往生写集

往生写集


鈴木砂羽のデビュー作、「愛の新世界」もあわせて一週間限定上映中。
これまた懐かしすぎる。片岡礼子が可愛かったんだよね。
これもウインドで見たんだー。鮮明に覚えている。あの娘と一緒にみたんだったなあー。青春の1ページ...。
内容はアラーキーだけに、SM嬢の話だったんだけど!なのに爽やかだったんだよねー。